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更年期のツライ症状には『漢方薬』が効果的♪
更年期障害の効果的な治療法としてオススメなのが『漢方薬』です。
というのも、漢方薬は症状を和らげてくれるだけでなく、体質の改善にもつながるから…♪
自分の体がどういう状態なのか?を知る良い機会にもなりますよ。
「どの漢方薬を飲むべきか?」「どれを組み合わせるべきか?」などは専門医に任せた方が良いですが、事前にちょっと漢方薬に関する知識をもっておくと安心ですね。
更年期の女性によく処方される漢方薬って?
更年期症状の改善によく処方される漢方薬の一部をご紹介しましょう。
当帰四逆加呉朱臾生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)
体を温めて熱を作り出すのを助けてくれます。
そのため「手足が冷える」「汗をかきにくい」「下腹部が痛む」などの症状に効果的です。
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
全身の血行を良くして体を温め、貧血症状を改善します。
またホルモンバランスを整える効果も。
更年期障害のほかに、生理不順や不妊症の改善にも用いられることが多いでしょう。
加味逍遥散(カミショウヨウサン)
血液循環を良くして、体を温めます。
その一方で、上半身(のぼせ等)の熱をとる働きも。
「冷え」「のぼせ」「肩こり」「精神の不安定」に効果があるでしょう。
五積散(ゴシャクサン)
血行や水分循環を改善して、胃腸の機能を高めます。
「冷え」「生理痛」「腰痛」「胃腸炎」などに効果があるでしょう。
温経湯(ウンケイトウ)
血流を良くして体全体を温める一方で、手先のほてりはとってくれます。
さらにホルモンバランスを整える働きも。
慢性的な冷え性で、体力がない女性に処方されることが多いようです。
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
やはり、こちらも血行をよくする働きがあります。
更年期特有の「のぼせ」「冷え」「肩こり」を改善してくれるでしょう。
また「ニキビ」「シミ」にも効果があるようです。
苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)
体を温めて、腰の冷えや痛みを和らげてくれます。
「体力に自信がない」「頻尿」「下半身が冷える」という方におすすめです。