今、日本人女性で増えている「ビタミンD欠乏症」。あなたは大丈夫?
ビタミンDといえば、「骨を丈夫に保つ上で、欠かせない」栄養素。しかし、近年日本人女性のビタミンD不足が深刻になっています。
その原因は、日焼けを気にするあまり、日に当たらなくなってしまったこと。つまり、UVケアのし過ぎですね。あなたは、ビタミンDが十分に足りている自信がありますか?
ビタミンDは、どんな働きをするの?
ビタミンDは、カルシウムが小腸で吸収されるのを助ける働きをします。そのおかげで、食事から摂るカルシウムはスムーズに体内に取り込まれるのです。
さらに、助けるだけでなく、古くなった骨を壊して吸収。新しい骨を作ることで、骨の新陳代謝を高める役割もあります。つまり、「骨を強く」してくれるのです。
万能ビタミンが不足すると?
血液中のビタミンDは、風邪やインフルエンザなどの病原菌の侵入を防ぐ働きをすることがわかっています。また、新陳代謝を促す効果もあるので、ダイエット中の人はビタミンDが不足しないようにすることが大事です。
このように、骨に関係することだけでなく、「免疫力を高める」「ダイエット」の効果も高いといわれるビタミンDが、もし不足すると…?
- 骨軟化症
- 骨粗しょう症
- クル病(小児)
- 糖尿病
- 免疫力の低下
- うつ症状
- 高血圧
あまり存在感のないビタミンDですが、不足してしまうと、病気のリスクをこんなにも高めてしまうのですね。
ビタミンDの効率良い摂り方って?
主に、「日光浴をすること」「ビタミンDを多く含む食品を摂ること」の2つです。日光浴、つまり紫外線を浴びることは、女性には抵抗がありますよね。しかし、日焼け予防にばかり必死になり過ぎて、ビタミンD不足になってしまうのも怖いことです。(上記のような病気になるリスクが高まるので)
顔には日焼け止めを塗り、手足は塗らずに外を10分〜15分散歩する、など工夫をして紫外線を浴びる機会を作りましょう。(もちろん、当たり過ぎは良くないので、ご注意を!)また、「手のひら」を太陽にかざすという方法も、おすすめですね。
食事で摂る場合は、下記のような食品がおすすめです。
- 鮭
- サンマ
- シラス
- うなぎ
- あんこう(肝)
- 干し椎茸
圧倒的に「魚」に多く含まれています。(肉や野菜には、あまり含まれていません)
お天気の良い日は、外に出て思いっきり太陽のエネルギーをもらいましょう。皮膚からビタミンDをたっぷり吸収して、心も体もエネルギーチャージできるはずです。