便秘の原因は『自律神経』にもアリ?
便秘の原因のひとつに『自律神経の乱れ』があることを知っていますか?
食物繊維をたくさん摂っても、張り切って運動をしても、やっぱり出ない・・・という人は、自律神経を疑ってみると良いかもしれません。
今日は『便秘と自律神経の深〜いカンケイ』について解説します。
改めて…自律神経って??
自律神経とは、呼吸・体温維持・消化吸収など重要な機能をコントロールする神経のこと。
『自分の意志では動かせないところを動かす神経』とも言われています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、腸の蠕動運動は『副交感神経』が優位なときに活発になります。
交感神経は活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時などに。
副交感神経はリラックスしている時、睡眠中、お風呂、食事をしている時などに優位になります。
この交感神経と副交感神経のバランスが悪く、交感神経の方が優位になると便秘を引き起こすことがあるのです…!
では、どうしたらバランスを保てるの?
自律神経のバランスが原因で便秘になってしまっている場合は、ただ食事や運動をするだけでは改善されにくいでしょう…。
下記3つのことを参考に、できることから始めてみませんか?
1、 しっかり頑張った後は『ゆっくり体を休ませること』が大切。また、適度な運動やウォーキングをするなどして自分自身の体の疲れを取るようにしましょう。
2、 ぬるめのお湯に(長めに)浸かり『体の深部の体温を上げる』ことでも副交感神経が優位になりリラックスできます。またアロマを使って好きな香りに包まれたり、好きな音楽を聴いたりするのも効果的ですね。
3、 寝る前には『ノンカフェインのハーブティー』を飲むことで腸の蠕動運動を高めてくれます。また朝は30分早起きして心に余裕を持つことでも自律神経のバランスと腸内環境が整い便秘解消にもつながります。
アルコールは飲んでもOK?
では、アルコールはどうでしょうか?
アルコールは適量であればストレス解消になります。しかし、飲み過ぎると「アセトアルデヒド」という毒素が体内に残り、その間は交感神経が優位になり血管の収縮も長時間続きます。『アルコールは、体にとって薬にもなり毒にもなりえる』のです。
お酒を飲むのが好きな方は「適量」を心がけて、せっかくなら副交感神経を優位にしたいものですね。
性格も関係している?!
自律神経のバランスは『持って生まれた性格』によっても左右されます。
実際、自律神経失調症になりやすい人は「小さなことを気にし過ぎる」「クヨクヨ悩みやすい」「周りの目が気になる」「気持ちの切り替えが下手」という特徴があると言われています。
さて、あなたの性格はいかがでしょうか?
便秘を改善したい一心で、神経質になりすぎていませんか?