プルンと潤う肌に生まれ変われる?!〜アミノ酸の秘密〜
美肌の条件と言ったら…?
「きめが細かく、規則的になっている」ことですね。
鏡で見ただけでは分かりませんが、化粧品売り場やサロンに行くと肌チェックをしてもらうことができます。
今回は、肌の構造に深く関わっているアミノ酸についてお話したいと思います。
肌とアミノ酸の関係って?
私たちの皮膚は、表面から「角質層」「表皮」「真皮」「皮下組織」という構造になっています。今回注目すべきは、1番上にある「角質層」です。
角質層は、ケラチンというたんぱく質で構成されており、わずか0.01ミリの厚さながら、外部からの刺激や異物の侵入を防ぐだけではなく、体内水分の蒸発を防ぎ、皮膚の潤いを保つ「重要なバリア機能」があります。
さらに具体的にいうと、角質層は、角質細胞とその間を埋める細胞間脂質(セラミド)からできています。角質細胞の中には「天然保湿因子(NMF)」が含まれており、これが減少すると角質細胞自体の潤いがなくなり、乾燥するうえにカサついた肌になってしまうのです。
この天然保湿因子(NMF)の主成分は、アミノ酸です。
摂るならコラーゲンよりアミノ酸?!
真皮はコラーゲン、エラスチン、コンドロイチンからできています。コラーゲンは真皮の70%を占め、主成分はたんぱく質、つまりアミノ酸の集合体なのです。
肌のキメ細かさやハリ、弾力性は、このコラーゲンの繊維質の密度が濃く、キレイに並んでいるかどうかで決まります。
しかし!コラーゲンは分子がかなり大きく、肌の上からつけても角質層を通り抜けることができません…。また、コラーゲンのサプリメントを摂取しても、体内で一度アミノ酸に分解されてから吸収されるため、その効果を得るには時間がかかってしまいます。
そこで、おすすめしたいのが「アミノ酸」です。アミノ酸は、最小単位で吸収される(消化に時間がかからない)ため、その効果を得やすいのです。必要な時に飲めば、素早く必要とされている場所に働きかけ、その場所で必要なたんぱく質を合成します。
アミノ酸をしっかり摂ると…?
角質細胞の中の「天然保湿因子(NMF)」が増加するので、プルンとした潤いのある肌になり、肌荒れも起こしにくくなります。
また、コラーゲンにもアミノ酸が働きかけるため、キメが細かくなり、肌全体が改善されていくでしょう。
スキンケアに必要なアミノ酸の種類って?
・ コラーゲンの主原料・・・アラニン、プロリン、グリシン、スレオニン
・ 新陳代謝を活発にして肌を再生・・・アルギニン、リジン
さぁ、あなたも今日からアミノ酸でプルンと潤う肌に生まれ変わりませんか?