「脂肪」は積極的に摂るべき?!〜アンチエイジングの秘密〜
脂肪は「ダイエットの敵」「なるべく控えた方が良い」と思っていないでしょうか?
たしかに摂りすぎない方が良いものもありますが、一方で積極的に摂ることでアンチエイジング効果が得られるものも…!?
摂り過ぎNGの脂肪って??
まず「トランス型脂肪酸」は、摂りすぎに要注意!です。
摂りすぎると血中のLDL(悪玉)コレステロールを増やし、HDL(善玉)コレステロールを低下させます。
つまり動脈硬化を悪化させ、心筋梗塞などになりやすくしてしまうのです…。
また近年、子宮内膜症や不妊症の原因にもなるということで注目されています。
これから妊娠を希望している女性は、特に気をつけたいですね!
実際に欧米諸国では、すでにトランス脂肪酸を含む植物油を販売禁止としているところも…。
積極的に摂りたいのは・・・?
「オメガ9脂肪酸」
オリーブオイル・グレープシードオイル・キャノーラ油などのオレイン酸を「オメガ9脂肪酸」と呼びます。熱につよく、酸化しにくいのが特徴。
血中のHDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあります。
また、アンチエイジング効果もあるので、積極的に摂りたい脂肪ですね。
「オメガ3脂肪酸」
DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)を「オメガ3脂肪酸」と呼びます。
青魚をはじめとした魚類に多く含まれていますね。
効果としては「脳の老化を抑制する」「中性脂肪・コレステロールを下げる」「ストレスを軽減する」「美肌・ダイエット効果」「脳卒中や心臓病を予防する」など。
日本人の魚離れが進む現代ですが、もう一度食生活を見直して積極的に魚を取り入れたいものです。
リノール酸(オメガ6脂肪酸)ってどうなの?!
ひまわり油・ごま油・紅花油などを「オメガ6脂肪酸」と呼びます。
少し前までは“積極的に摂った方が良い”と言われてきたリノール酸ですが、近年過剰な摂取は良くないことが分かったのだとか…。
適量を超えると、LDL(悪玉)コレステロールを増やしHDL(善玉)コレステロールを低下させてしまうのです。
リノール酸は必須脂肪酸ですが、米やパンなど私たちがよく食べる食品に含まれているため、欠乏症になることはほとんどないのだそう。
むしろ知らず知らずのうちに、摂りすぎてしまっている人が多いのでご注意を!