過剰摂取すると危険なビタミンって・・・?
「ビタミンが体に良い」ということは、誰でも知っていることだと思います。
しかし、過剰に摂ってしまう、取り過ぎると危険なビタミンがあることをご存知でしたか?
今回は、過剰摂取すると危険なビタミンをご紹介します。
過剰摂取すると危険?!?
そもそもビタミンには「水溶性」と「脂溶性」があります。
水溶性ビタミンであれば、少しくらい多く摂ったとしても余分なものは尿として排出されるので、副作用の心配はいらないそうです。
しかし、脂溶性ビタミンの場合は違います。
水に溶けない性質のため、脂肪組織や肝臓にすべて貯蔵されます。
その結果、副作用が起きる危険があるのです。
◯ 水溶性ビタミン・・・ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)、ビタミンC
◯ 脂溶性ビタミン・・・ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE
どんな副作用が起きるの・・・?
ビタミンA・・・唇がひび割れる、皮膚がカサカサになる、毛が抜ける
ビタミンD・・・吐き気がする、脱力感が出る、食欲が落ちる
ビタミンE・・・疲れやすくなる、吐き気がする、下痢になる
“稀に”ビタミンB群でも副作用が起きる?!
上記でご説明した通り、ビタミンB群は水溶性ビタミンなので基本的には過剰摂取の心配はありません。
しかし一部のビタミンについては“稀に”副作用が生じる場合があるそうなので、念のためお知らせしておきます。
ビタミンB2・・・手足のしびれ、かゆみ
ビタミンB6・・・手足のしびれ、痛み
ナイアシン・・・肌の炎症、かゆみ
葉酸・・・じんましん、発熱
妊娠中の女性は・・・ビタミンAの過剰摂取に注意!
一般的によく知られていることですが、妊娠中の女性がビタミンAを過剰摂取してしまうと、胎児の成長に影響が出ると言われています。
もちろん継続的に過剰摂取しなければ、それほど気にする必要はありませんが、妊娠初期は気をつけるようにしましょう。
〜ビタミンAを多く含む食品〜
・ 牛肉・豚肉・鶏肉のレバー
・ あんこう(肝)
・ フォアグラ
・ ほたるいか
・ うなぎ(肝、蒲焼)
・ 穴子
・ マーガリン
・ プロセスチーズ