小麦粉が元凶?!『セリアック病』とは
突然ですが、『セリアック病』という病名を聞いたことがありますか?
私たちの身近にある「小麦粉」によって引き起こされるものです。
「私は違う!」と思っていても、症状が軽いだけで実はセリアック病だった…というケースもあるので、詳しく解説しましょう。
『セリアック病』って?
セリアック病とは、小麦やライ麦に含まれる「グルテン」によって起きる自己免疫疾患のこと。
グルテンを摂取すると、小腸がそれを敵と勘違いして自分の小腸にもかかわらず傷つけてしまうのです。
人によって症状のレベルに差がありますが、一般的には下記のような症状が起きやすいと言われています。
◯ 慢性的な便秘や下痢
◯ お腹が張る
◯ よくガスやゲップが出る
◯ 大便の臭いがキツイ
◯ 過敏性腸症候群
◯ 疲れやすい
◯ 貧血になりやすい
◯ 不妊、流産
◯ 体重が減ってしまう
◯ うつ症状がある
子供が発症する場合もあり、成長障害の原因になります。
セリアック病の原因って?
実は、セリアック病の原因は詳しくは分かっていないそうです。
ただ「先天性」もしくは「遺伝性」の病気と言われているため、家族にセリアック病になった経験がある人は、その分発症する確率が高くなるでしょう。
また、生後3ヶ月以内の子供に小麦を摂取させると、セリアック病にかかりやすくなると言われています。
さらに「大きなストレス」「手術」「出産」などが引き金となって、発症するケースもあるようなのでご注意ください。
セリアック病の治療法はある?
セリアック病の唯一の治療法は『グルテンフリーの食事法』です。
薬を飲む必要はなく、ただただ食事からグルテンを一切排除すること。
そうすることで、傷つけられた小腸が回復し、不調も和らぐでしょう。
他の記事で、グルテンフリー生活におすすめの食品を紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね♪
意外と食べられるものがあるので、安心するはずです。