スキンケア化粧品の『原料』を知ろう!
美肌を保つためのスキンケア化粧品(クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、美容液)には、さまざまな原料が入っています。
その主なものとして、油性原料、水性原料、界面活性剤、保湿剤、防腐剤、紫外線防止剤、有効成分、酸化防止剤などがあります。
これらは肌に良い刺激を与える一方、負担をかける側面も持ち合わせています。
両方の働きを理解して、より自分の肌に合ったスキンケア化粧品を見つけましょう!
油性原料
肌の角質に含まれる水分が蒸発してしまうのを防ぎます。
また、水分量を保ち、使用感をなめらかにさせる柔軟効果も。
さまざまな油(オイル)があり、天然・合成・動物性・植物性などに分かれていて用途別に使われます。
水性原料
水に溶ける水溶性の成分です。
化粧水やクリームなど、さまざまな化粧品に配合されていて、感触を滑らかにし、肌へのなじみをよくするような働きがあります。
界面活性剤
クレンジングや洗顔料に配合されている界面活性剤には、水と油が分離しないように混ぜ合わせる働きがあるので、これによってメイクを落とすことができます。
ただし、この界面活性剤は肌のバリア機能を壊してしまう働きを強く持ち合わせているので、すばやく短時間で洗い流す必要があります。
保湿剤
洗顔や乾燥によって潤いを失った肌の「水分調整」をします。
保湿剤はスキンケア化粧品に多く含まれている成分で、化粧品の水分に配合することで「皮膚の健康を保つ」「外界の刺激から守る」「皮膚内部の水分蒸発を防ぐ」「保湿成分を補う」といった皮脂膜と同様の働きをします。
防腐剤
化粧品の微生物が繁殖するのを防ぐために使用されます。
化粧品の期限は未開封の状態で3年と言われていますが、これは防腐剤が入っているため、品質が保たれているのです。
代表的なものとして「パラベン」「安息香酸」などがあります。
紫外線防止剤(紫外線吸収剤・紫外線散乱剤)
紫外線によるダメージから肌を守るために、紫外線を「吸収」または「乱反射」します。
肌の弱い方には、紫外線散乱剤を使用している化粧品をおすすめします。
有効成分
乾燥、シミ、しわ、ニキビなど個々の肌の悩みに対して、コラーゲン、殺菌剤、セラミドなどの化粧品の効果・効能を発揮する原料のことです。
酸化防止剤
製品の酸化を防ぐために、添加される成分です。
合成の酸化防止剤と天然の酸化防止剤があります。