もくじ
貧血、そのままにしておくと老け顔に…アンチエイジングには、鉄分補給が欠かせない
あなたは下記のような症状、ありませんか?
- 目眩や倦怠感がある
- 集中力が下がっている
- 肌の血色が悪い
- シワが増えた
- イライラしやすい
- 動悸、息切れがする
もし、1つでも当てはまるものがあれば、それは「貧血」からきている可能性が!女性の約60%が貧血、といわれる現代。「たかが、貧血」と思われがちですが、そのまま放っておくと、体のあらゆるところに不調が出てくるかもしれません。
お肌の老化が進んでしまう…その理由は?
鉄分が不足すると、ヘモグロビン(酸素を体の隅々まで運ぶ役割をする)を作ることができず、体に酸素が運ばれなくなります。すると、血中酸素が少なくなり、血液の色はどんより…(血液が赤いのは、ヘモグロビンの色)。
肌から透けて見えるその色は、グレーのようにくすんでいます。つまり、お肌のくすみや血色の悪さは、鉄分が関係している、ということ。
さらに、鉄はコラーゲンの生成にも深く関わっています。そのため、貧血状態が続くと、コラーゲンも不足。お肌の弾力は失われ、シワが増えて「老け顔」に…。
じゃあ、どうしたらいいの?
鉄分は、毎日失われるものなので、まずは日々の「食事」からしっかり鉄分を補給することが大事!食品に含まれる鉄には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。
ヘム鉄は、肉や魚など動物性食品に多く含まれ、非ヘム鉄は、野菜などの植物性食品に多く含まれています。この違いは、「吸収率」!(ヘム鉄の方が吸収率が高く、非ヘム鉄は吸収率が低い)そのため、非ヘム鉄の場合は、タンパク質やビタミンCを多く含む食品と一緒に摂ることで吸収率をアップさせるようにしましょう。(どうせ摂るなら、効果的に!)
食後のコーヒー、緑茶は吸収率の妨げに?
コーヒーや緑茶に含まれるタンニンは、鉄と結びつくと水に溶けにくくなり、鉄の吸収率を下げてしまいます。せっかく鉄分を摂っても、食べ合わせによってほとんど吸収されていなかったとしたら、もったいないですよね?
食事中や食後のコーヒーや緑茶はなるべく避け、お水かタンニンの少ない麦茶を飲むようにしましょう。
ストレスも、貧血の原因に?
関わりがないように見えますが、実はストレスなどの心労も、貧血につながる要因のひとつとされています。
それは、イライラしながら食事をすると、鉄分の吸収率は下がり、食べているつもりでも通常に比べ鉄分不足に陥りやすいためです。また、過度なストレスはホルモンバランスを崩し、胃腸の働きも低下させます。
「最近ストレスが溜まっているかな?」と感じたら、家族や友人とリラックスした場所で食事をするようにすると良いかもしれません。