私の不妊治療体験記③ ついに採卵日!痛くない?辛くない?
体外受精をする場合、最も緊張することといえば『採卵』ではないでしょうか?
ちゃんと卵が育ってくれるか?
卵は何個とれるか?
採卵手術は痛くないか?
…採卵までの間は、あれこれと考えてしまうものです。
今回は、私が実際に体験した採卵手術について詳しくお話したいと思います。
採卵前日は、どうやって過ごすの?
採卵までの間、ほぼ毎日病院に通って注射を打ちました。
(2〜3日に1回は診察も受けました)
卵の成長具合によって、注射の量を増やしたり減らしたり。
採卵日の前々日夜11時に病院へ行って最後の注射を打ち、その後は採卵当日まで安静に過ごします。
私の場合(ホルモン注射の影響で)卵胞が多くできていたため、結構お腹が張っていました。
採卵日の前日は、夜9時以降は飲食不可でした。
(水・お茶なら夜12時まで可)
無意識に水を飲んでしまわないかヒヤヒヤしつつも、当日を迎えます…。
いよいよ、採卵日当日!
朝、パートナーの精子を容器にとって病院へ。
着替えて点滴後、手術室へ向かいます。ドキドキ…。
全身麻酔だったので、麻酔が入ると徐々に眠たくなってそのまま寝てしまいました。
起きると手術は無事に終わっていて、ひと安心。
2時間くらい病室のベッドで眠ってから帰宅です。
全身麻酔をしたせいか、なんとなく体はだるい感じはしましたが、特に痛みなどはありませんでした。
…が、しかし、前日夜9時から何も食べていなかったのでお昼ご飯を食べようとしたところ、スープを二口くらい飲んだあたりで一気に吐き気が。
顔が真っ青になり、お手洗いに駆け込みました。
特に嘔吐したわけではありませんが、その後2時間くらいは吐き気があったので横になっていたと思います。
ハッキリとした原因はわかりませんが、多分体がビックリしたのかな?と自分なりに解釈しています。
卵は何個とれた?!
私は、全部で11個卵がとれました。
そこで「あ〜良かった」と安心したのも束の間、主治医いわく「ちゃんと受精して、卵が成長してくれることが大事」とのこと。
改めて、体外受精で妊娠するにも、たくさんの段階をクリアしなければいけないことを知りました。
ただ、採卵までの過程でいろいろな思いや痛みを味わっていたので不思議と「これでダメなら仕方ない!」と前向きに考えられるようになっていましたね。
採卵までの間、とにかく後悔だけはしないように「食事に気をつける」「心身ともに元気でいる」「無理しない」など自分にできることは全部やったことが良かったのかなと思います。
この時、結果はどうあれ体外受精に踏み切って良かったと思うことができました。
が、この後「こんなに辛いの?!もう二度と体外受精はしない!」と思うような出来事が…。