今さら聞けない…スキンケアの基本中の基本 ―後編―
前編では、化粧水など基礎化粧品を使う前の「クレンジング」と「洗顔」の基本的な役割について解説しました。
後編は、洗顔後の「化粧水」「乳液」「クリーム」「美容液」の役割について分かりやすくご紹介していきます。
化粧水
化粧水のほとんどは水で出来ていて、残りの3割程度は水に溶けやすい美容成分を配合しています。
化粧水の基本的な役割は、洗顔によって失われてしまった肌の「水分を補う」こと。
さらに保湿成分を肌に与えて肌表面の角質層までしっかりと浸透させることで、肌のキメが整うように働きかけます。
角質層にしっかり水分が与えられると、その後につける美容液などの成分がより肌に浸透しやすくなります。
乳液・クリーム
化粧水のほとんどが水分なのに対して、乳液やクリームは水分だけでなく、「油分」や「保湿成分」が多く含まれています。
乳液の役割は、主に「油分を補う」こと。
肌表面には皮脂膜という薄い膜があり、この皮脂膜が水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激から肌を守っています。
しかし洗顔によって必要以上に洗い流されてしまうことが多いため、その役割を乳液やクリームでカバーする必要があるのです。
(油分で膜を作ることによって、本来の肌機能を復活させます)
乳液は、化粧水とクリームの中間的な性質を持っていて、使用感はさらっとしています。
クリームは、乳液だけでは保湿が足りないと感じるときなどに使うと、保湿効果がより高まって、潤いが続くでしょう。
美容液
保湿・美白・シワ・しみに有効な美容成分が濃縮して配合されているのが美容液になります。
そのため、それぞれ目的別に足りない部分を集中的にケアして補います。
一般的に、美容液は乳液の「前」につけます。
必要最小限のスキンケアで問題ない方は、美容液は省いてしまっても構わないでしょう。
また、シートマスクはさまざまな美容成分が含まれているため、手軽にケアできておすすめです。
さて「スキンケアの基本中の基本」ご理解いただけたでしょうか?
毎日きちんとスキンケアをしているのに肌の状態が良くない…という方は、もしかすると「化粧品が肌に合っていない」「使い方が正しくない」可能性があります。
どちらにしても、普段行っているスキンケアをよ〜く見直してみましょう。
自分の知識だけでは不安…という場合は、美容部員さんのいるカウンターで相談してみても良いですね。
知識が増えるだけでなく、女子力も高まるのでおすすめですよ♪