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やっぱり『早期発見』が重要!自分で分かる肝臓病のサインって?
どんな病気でも早期発見に越したことはありませんが、肝臓病の場合は“とにかく早く見つける”ことが重要です。
というのも、肝臓は“沈黙の臓器”とも呼ばれるほど、自覚症状があらわれにくいから。
気づいた時には、時すでに遅し…というケースが少なくないのです。
そこで今回は、自分でも分かる小さなサインをご紹介します。
「あれ、当てはまる症状がある…!」という方は、早めに病院へ行きましょう。
サイン1:食欲がなくなる・・・
ムカつきを感じて食欲がなくなったり、人によっては食べ物(特に脂っこいものなど)のにおいを嗅ぐだけで吐き気をもよおす場合があります。
サイン2:お酒が弱くなった・・・
お酒好きな人が急にお酒をまずく感じたり、お酒が強かった人が急に弱くなって悪酔いをするようになったら要注意…!
肝機能の低下が原因かもしれないので、早めに病院へ。
サイン3:何もする気にならない・・・
肝機能が低下すると、摂った栄養素をエネルギーに変えてからだに送る働きも弱まってしまうため、慢性的な疲労感が出るでしょう。
疲れを感じている時は、誰だって何もする気にならないですよね…。
サイン4:白目や肌が黄色っぽくなる・・・
目の白い部分がうっすら黄色くなっている場合は、肝機能に異常があるサイン!
その後、手のひらや足の裏をはじめ、体中の皮膚までも黄色くなり、ツヤが失われていくでしょう。
サイン5:尿の色が濃くなる・・・
肝機能の異常により、胆汁の排泄が乱れると、ビリルビン(胆汁に含まれる色素)が血中に出ます。
すると、尿の色が濃くなるのです。
「最近、調子が悪い…」と感じたら、念のため尿の色をチェックしてみましょう。
サイン6:歯茎が出血しやすくなる・・・
肝臓では、血小板を作るのに必要なトロンボポエチンという物質が作られています。
しかし、肝臓が弱って機能が低下すると、この物質が減ってしまうため、出血しやすくなるのです。
さて、当てはまる症状はありませんでしたか?
現時点では「1つも当てはまらない」「私は大丈夫そう」という方も、3ヶ月ごとにもう一度こちらでチェックしてみると良いと思います。
「もっと早く気づいていれば…」と後悔することになる前に、自分の体の異変に気づきたいものですね。肝臓ケアに関する記事はほかにも多く書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。