避妊だけじゃない?!低用量ピルの嬉しい効果~女性ホルモンの秘密~
低用量ピルといえば避妊薬というイメージがありますが、効果はそれだけではありません。
女性に嬉しい効果が…〜
今回は低用量ピルの効果について詳しく解説します。
低用量ピルって?
女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)が配合された薬のこと。
飲んでいる間は排卵が止まり、妊娠のシステムがストップするので、正しく飲んでいればほぼ100%避妊できます。
そのため、避妊薬としてのイメージがとても強いのです。
…しかし、低用量ピルの効果は避妊だけではありません。
どんな効果があるの?
1、 大人ニキビを防ぐ
生理前に大人ニキビができてしまう…という女性は多いですよね。
その原因は男性ホルモンが増えるためです。
しかし低用量ピルを飲めば、男性ホルモンの活性を抑えて女性ホルモンを補ってくれるので、大人ニキビを防ぐことができます。
2、 PMSの症状が和らぐ
生理前にイライラしたり、体調を崩したり…こうしたPMS(生理前症候群)の症状を和らげる効果もあります。
3、 生理痛が軽くなる
生理痛や出血量を軽くする効果もあります。
また生理周期を安定させる働きもあるので、生理不順に悩んでいる方にもおすすめですね。
飲み方は?
低用量ピルは『毎日』『同じ時間』に飲む必要があります。
一般的によく見られるのは「21錠タイプ」と「28錠タイプ」の2種類。
21錠タイプの場合、21日間飲みその後7日間は服用を止めます。
一方、28錠タイプの場合、28日間ずっと飲み続けます。
最後の7錠は偽薬ですが、毎日飲む習慣をつけることで飲み忘れを防ぐことができます。
どちらのタイプを選ぶにしても、まずは婦人科を受診し処方してもらう必要があるので、医師に相談するようにしましょう。
不妊症になったりしない?!
なんとなく不妊症になるのでは…?と不安に感じる女性もいると思います。
しかし低用量ピルの服用が、不妊症の原因になることはないそうです。
妊娠したいと思った場合は、ピルの服用を止めれば自然に排卵が再開するので安心しましょう。
ただし、人によって副作用が出るケースはあります。
例えば「頭痛」「だるさ」「吐き気」など。
しかし基本的には一時的な症状なので、徐々に落ち着いてくることがほとんどです。
※不安な場合は、婦人科を受診しましょう。