美白の敵『シミ』とは?〜シミの種類別対策〜
ある日突然『今までなかったところにシミができていた…』という経験はありませんか?
どんなに気をつけていても、年齢とともにシミができてしまうことはあります。
また、加齢にともなってシミの色が濃くなっていくことも…。
しかしシミは見た目年齢をグンと上げてしまうので、女性にとっては大敵!ですよね。
そこで今回は、改めて『シミ』について詳しく解説します。
シミには大きく分けて6種類あることをご存知ですか?
まずは、自分のシミがどのタイプに当てはまるのかチェックしてみましょう。
タイプによって「どんな美白成分が有効なのか?」「レーザー治療でとれるものなのか?」などが分かるので、正しいシミ対策ができるはずです。
老人性色素斑
紫外線の影響によってできるシミ。シミの種類のなかで最も多いと言われ、頬やこめかみによくできます。
数mm~数10mmほどの大きさで、平坦。
丸い色素斑で、徐々に濃くなっていくのが特徴です。
早い人だと20代のうちからできるケースもあります。
初期の薄い段階であれば、美白化粧品が有効です。
ただし、黒くはっきりとしたものはレーザー治療がおすすめです。
肝斑
主に30~40代にかけて、左右対称に出てくる薄茶色のシミ。
生理不順や妊娠など女性ホルモンのバランスが乱れることで発症しやすい、と言われています。
このシミは、レーザーでの除去が難しいため、内服薬をおすすめします。
メラニン色素の生成を指示する伝達物質を阻害するトラネキサム酸等が含まれている内服薬を服用することで、改善できるでしょう。
雀斑(そばかす)
遺伝的な要素が強く、生まれつき、目の下にできる細かな色素斑のこと。
美白化粧品によって、多少薄くすることはできますが、遺伝的にシミができやすい体質なので再発の恐れもあります。
そのためレーザー治療が一般的です。
炎症性色素沈着
ニキビなど皮膚の炎症・虫刺され・傷などが色素沈着して一時的にできるシミのことです。
このシミは放っておいても自然と消えるシミです。
ただし、少し時間がかかり、数か月~数年かかると言われています。
それまで待てないという方はレーザー治療をおすすめします。
脂漏性角化症
イボのように出来るシミのこと。
放置しておくと紫外線に当たるため、さらに大きくなるという特徴があります。
美白化粧品はまったく効果がないので、レーザー治療しかありません。
花弁状色素斑
アウトドアなどで長時間紫外線を浴びた時に、顔~全身にかけて、広範囲にできる花びら状のシミ。
メラニンが真皮まで到達してしまっているため、レーザー治療による除去が一般的です。
このなかで、当てはまるシミはありましたか?
自分で判断するのが難しい場合は、近くの皮膚科で相談してみましょう。