もくじ
糖尿病になると…発症しやすい3つの合併症とは?
糖尿病の発症後、生活習慣を改善しないと“恐ろしい合併症”を併発する可能性があることを知っていますか?
誰もが恐れる代表的な3つの合併症をご紹介します。
1、 糖尿病神経障害〜糖尿病発症3年後から〜
糖尿病を発症してから1番早く出現してくるのが「糖尿病神経障害」です。(糖尿病患者が最もかかりやすい合併症と言われています)
初期は「足がジンジン痛む」「手がピリピリしびれる」といった症状が出ます。
この時に左右対称に現れるのが特徴です。
さらに進行すると、痛みやしびれを通り越して「感覚が鈍くなる」「力が入らなくなる」という具合に悪化。
ケガやヤケドをしても気づきにくいため、そこが化膿して壊疽(えそ)を起こす危険性も…!
その場合は、手足の切断を余儀なくされるので非常に恐ろしいですよね。
2、 糖尿病網膜症〜糖尿病発症5年後から〜
次に起こり得る合併症は「糖尿病網膜症」です。(糖尿病患者の約40%に見られると言われています)
初期の段階では、ほとんど自覚症状がみられません。
そのため早期発見が難しく、気づいた時には網膜症が進行しているケースがほとんど。
網膜症が進むと「飛蚊症(ひぶんしょう)」が現れます。
※ 飛蚊症とは・・・目の前を蚊のような小さな浮遊物が飛んでいるように見える症状のこと。目をこすったり視線を変えても、消えません。
急激な視力の低下や最悪の場合失明する可能性も…。(実際、日本では年間約3000人もの人が糖尿病によって失明しているのだとか)
3、 糖尿病腎症〜糖尿病発症8年後から〜
最後にご紹介するのは「糖尿病腎症」。
体内で不要となった老廃物をろ過し尿として体外に排出するという重要な役割をもつ腎臓の機能が損なわれる病気です。
初期の段階では、ほとんど自覚症状がみられません。
進行すると「むくみ」「息切れ」「食欲不振」などの症状がみられ、さらに悪化すると「疲れやすくなる」「顔色が悪くなる」「筋肉や骨に痛みを感じる」「手がしびれる」ことが…。
最悪の場合、人工透析が必要になり病院通いを余儀なくされます。
合併症を防ぐことはできる?!
“薬を飲んでおけば大丈夫”という安易な考え方はNG!
まずは、食事管理をはじめとする生活習慣の改善が欠かせません。
糖尿病で傷んだ血管は治りませんが、進行を遅らせるには、糖質制限について、しっかり学んでください!
現在の糖尿病の治療としては、食後高血糖を防ぐことと、平均血糖変動幅増大が大きな問題として注目されています。
糖質制限食は、そのどちらも防ぐことができます。
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