生理前のツライ便秘、どうにかしたい?!〜女性ホルモン〜
普段は毎朝スッキリなのに、生理前になると便秘になる…という女性は多いですよね。
これには、女性ホルモンである“黄体ホルモン”が関係していると言われています。
今回は、この黄体ホルモンについてお話したいと思います。
便秘と女性ホルモンの関係って?
便秘には、黄体ホルモン(女性ホルモン)が深く関わっています。
(※黄体ホルモンとは、排卵後から生理までの期間に多くなるホルモンのこと)
黄体ホルモンは、妊娠に備えるため体内の水分量を維持する働きがあります。
生理前に分泌量が増えると、体内に水分や塩分を溜め込むようになり、大腸の腸壁から便の水分を吸収してしまうため、便が硬くなってしまうのです…。
生理前の便秘を改善するには?!
便秘が辛いからと言って、毎月のごとく便秘薬を飲むのは抵抗がある…というあなた。
生理前でも便秘にならないよう(もしくは、緩和できるよう)、下記のような対策をとってみてはいかがでしょうか?
- 水分をたっぷり摂る
水分摂取量が不足していると、腸内の水分も足りなくなるので便が硬くなり、便秘になりやすくなります。
1日の目安量(1,5〜2L)をこまめに摂るようにしましょう。
ただし、コーヒーや緑茶、ウーロン茶などのカフェイン飲料は利尿作用があり、腸への水分補給にはなりません。
ミネラルウォーターやカフェインレス飲料を積極的に飲むことをオススメします。
- 食物繊維を摂る
やはり、便秘解消といえば“食物繊維”ですよね。
食物繊維には、不溶性と水溶性の2種類ありますが、2:1の割合でバランス良く摂ることがポイント!
不溶性食物繊維を多く含む食品(ゴボウ、サツマイモ、カボチャ等)ばかりを摂り続けると、逆に便秘を悪化させてしまう可能性があるのでご注意を!
- 腹筋をする
筋肉の衰えによっても、便秘は引き起こされます。
毎朝時間をかけずスムーズな排便ができるよう、手軽な腹筋を取り入れてみてはいかがでしょうか?
腸の弛緩を改善すると同時に、適度な運動をすることで、血行が促され胃腸の働きが高まります。
- 便秘に効くツボ押し
親指と人差し指の付け根が交わる部分が「合谷(ごうこく)」というツボ(手の甲側です)。
便秘に効くツボと言われています。
反対側の手で痛気持ちいい程度に、指圧しましょう。
万能のツボとも呼ばれ、便秘改善のほかにも、様々な効能(眼精疲労、頭痛、安眠など)があります。