気づいてないだけ?4人にひとりは『子宮筋腫』?!~女性ホルモン~
成人女性の4~5人にひとりはできると言われる『子宮筋腫』。
あなたの周りにもいるのではないでしょうか?
「月経時の出血量が多い」「腰が痛い」などの症状が出る一方で、人によっては全く自覚症状がないケースも。
そのため、子宮筋腫になっていても気づいていない人が結構多いのです…!?
子宮筋腫って?
子宮筋腫とは、子宮の筋肉の一部(子宮壁)にできる良性の腫瘍のこと。
現在、成人女性の4~5人にひとりは子宮筋腫をもっている、と言われています。
症状としては「月経時の出血量が多い」「月経痛がひどい」「腰が痛い」「貧血ぎみ」「頻尿」「便秘」など。
ただし人によっては自覚症状がまったくない場合もあります。
どちらにしても良性の腫瘍なので、悪性腫瘍に変化したり、ほかに転移するということは、ほとんどありません。
人によって全然違う?!
筋腫ができる場所・大きさ・数は、人によって異なります。
子宮筋腫には大きく分けて4つの種類があるので、ご紹介しましょう。
1、 筋層内筋腫
子宮の筋層内にできる筋腫のこと。全体の約7割が、このタイプと言われています。
小さい筋腫であればほとんど症状は出ませんが、大きくなると月経時の出血量が増えたり、下腹部痛などの症状が出ます。
不妊の原因にもなるので、妊娠を希望している女性は要注意!
2、 粘膜下筋腫
子宮の内側に向かってできる筋腫のこと。
たとえ小さな筋腫でも、月経時に出血量が多くなるのが特徴と言われています。
受精卵が着床するのを妨げる可能性が高く、不妊の原因になります。
3、 漿膜下(しょうまくか)筋腫
子宮の外側をおおっている漿膜にできる筋腫のこと。
自覚症状が出にくいのが特徴です。
気づかないうちに筋腫が大きくなると、ほかの臓器を圧迫して頻尿や便秘をまねくことも。
4、 頸部筋腫
子宮の膣側にできる筋腫のこと。
筋腫が大きくなると月経時の出血量が多くなり、貧血症状があらわれます。
不妊の原因になることも?!
上記でもご紹介した通り、場合によっては不妊の原因になることがあります。
自分では気づかないケースもあるので、妊娠を希望している人は、早めに婦人科を受診しておくと安心ですね。
場所や大きさによっては、必ずしもすぐに治療する必要がない場合もあります。
忙しいことを理由に先延ばしせず、早め早めが肝心ですよ!