不妊の原因にもなる『子宮内膜症』って？？~女性ホルモン~
不妊に悩んでいるあなた、子宮内膜症の可能性はありませんか？
子宮内膜症は、月経のある女性なら誰しも発症し得る病気といわれています。
『私は大丈夫』と油断せず、早めの対策が肝心ですよ！
子宮内膜症って？
まず、子宮内膜とは子宮の内側をおおう内膜のこと（受精卵が着床する場所です）。
妊娠に備えて内膜は増殖しますが、妊娠しなければ剥がれ落ちて月経となります。
これと同じような組織が子宮以外の場所にできてしまうのが、子宮内膜症です。
本来の子宮内膜と同様に月経の周期に合わせて出血を起こしますが、膣から体外に排出されないため、その出血は体内にとどまり…。
周りの臓器や組織などと癒着したり、炎症を起こしてしまうのです。
その結果、ひどい月経痛をまねいたり、排便痛や性交痛などの症状があらわれます。
どんな人がかかりやすいの？
２０～４０代の女性がかかりやすいと言われています。
さらに、月経の周期が短く、月経期間が長い人はよりリスクが高いので注意しましょう。
また遺伝性があるとも言われているので、母親や姉妹などが子宮内膜症にかかったことがある場合も要注意！
どんな症状が出たら、病院に行くべき？
子宮内膜症の自覚症状として最も多いのが『ひどい月経痛』です。
回を増すごとに痛みが強まるといわれ、人によっては寝込むほどの不調を訴える場合も。
そのため「月経痛がひどくなった」と感じた場合は、早めに病院へ行きましょう。
病気が進むと、下腹部痛・腰痛・排便痛・性交痛なども起きやすくなります。
どんな治療法があるの？
主な治療法は「薬物療法」と「手術」の２つです。
薬物療法の場合、低用量ピルなどのホルモン剤を改善させるホルモン療法や漢方薬、鎮痛剤などがあります。
手術の場合は、（子宮や卵巣を残して）その部分のみを摘出することが可能です。
※ただし、その場合は再発する可能性が高いといわれています
どの治療法を行うかは、担当医と相談しながら決めましょう。
妊娠を希望している場合は、不妊治療と合わせて治療を進めてくれることもあるのでご安心を。
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