抜群の栄養素がつまったアブラナ科の野菜って?〜ミネラルのお話〜
アブラナ科の野菜といえば…?
「ブロッコリー」「小松菜」「大根」「キャベツ」「かぶ」などですね。
それぞれに含まれる栄養素の種類や量は、もちろん異なります。しかし、アブラナ科の野菜全体を通して言えることは「他の野菜に比べ、栄養素の種類も量も格別!」ということ。
強力なパワーをもったアブラナ科の野菜をご紹介します!
アブラナ科の野菜だけがもっている秘密って?!
ビタミン・ミネラルが豊富なのはもちろんですが、アブラナ科の野菜だけがもっている有効成分があります。
それは「イソチオシアナート」という辛み成分。(辛味大根やわさびなどのツンとくる辛みのもとですね)
主な働きは、
・ 発がん物質を抑制する
・ 血液をサラサラにして、血栓を予防する
・ 解毒酵素を活性化させる
・ 消化を促す
・ 殺菌作用
現代人は、食生活の乱れやストレスなどの影響によって、免疫力や抵抗力が低下しています。体内に、細菌・ウィルスなどの毒性物質が侵入しやすい環境でもあり、それに対抗する解毒酵素は、私たちの強い味方。イソチオシアナートは、解毒酵素をより活性化させてくれるため、摂っておくと安心です。
イソチオシアナートは熱に強いため、炒めても煮てもOK!ただし、長時間の加熱は、成分が壊れやすくなるので注意しましょう。
アブラナ科野菜のなかでもオススメは?
1、 ブロッコリー
ビタミンC、鉄分、葉酸、亜鉛、カルシウム、葉緑素(クロロフィル)が豊富に含まれています。さらに、サルフォラフェイン(発がん物質の解毒を行う)やαリノレン酸(アレルギー予防)も。
おすすめ調理法は「茹でる」こと。ビタミンCは熱に弱いので、茹で過ぎないよう注意しましょう。
2、 小松菜
カルシウムを大変多く含んでいます(ほうれん草の約5倍!)。他にも、ビタミンA、ビタミンC、カリウム、リン、鉄、銅などもたっぷり。
緑色が濃く色鮮やかで、みずみずしいものを選ぶようにしましょう。
3、 芽キャベツ
ビタミンCが豊富で、レモンの1,5倍、普通のキャベツの4倍といわれています。また、カロチン、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2が豊富です。
芽キャベツのビタミンCは、加熱しても壊れにくいので、茹でてもOKです。
4、 ケール
青汁の原料であるケールには、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、リン、鉄などがバランスよく含まれています。
日本では、ジュースとして飲まれることが多いですが、サラダや炒め物にして食べることもできます。