もくじ
妊娠糖尿病って?!〜血糖値が気になるあなたへ〜
「妊娠糖尿病」という言葉を聞いたことがありますか?
妊婦さんだけでなくお腹の赤ちゃんにも影響する病気なので、現在妊娠中の方も、これから妊娠希望している方も知っておいて損はないはず…?!
妊娠糖尿病って何??
簡単にいうと“(妊娠前には正常だった人が)妊娠中に初めて発見された糖代謝の異常”のこと。
※妊娠前や妊娠中に「糖尿病」と診断された場合は除きます
妊娠するまでは糖尿病とは無縁だった人の約10%が発症する、と言われています。
軽い症状なら産後正常に戻るため、そんなに心配する必要はないようですが、産後も高血糖が続く場合は“明らかな”糖尿病へと発展してしまうケースもあるので早めに医師に相談を。
発症するとどんな影響がある?
妊娠糖尿病を発症すると、お腹の赤ちゃんも高血糖になり合併症を起こす可能性があります…。
下記で、例をみてみましょう。
・胎児には・・・流産、奇形、巨大児、心臓病、黄疸、胎児死亡など
・母親には・・・妊娠高血圧症候群、羊水量過多、胎盤早期剥離、肩甲難産など
どんな人が発症しやすいの?
下記に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
※当てはまるものが多い人は、今から予防策を!
・家族(特に両親)に糖尿病患者がいる
・妊娠後、急激に体重が増えた
・高齢出産である
・妊娠前から肥満である
・羊水過多症である
・妊娠高血圧症候群である
・以前、巨大児を産んだ経験がある
もし発症してしまったら・・・?
基本的には「①食事」と「②運動」で改善していきます。
1、 食事は・・・
・ 糖質の少ない食事を心がける(主食を控えると良い)
※ 糖質を控えると便秘になる人もいますが、その場合は「海藻」や「きのこ」を積極的に摂ると良いでしょう
・ 1日の摂取カロリーを意識する
※ ただしカロリーを気にしすぎると、返ってストレスになることも…。
そんな時は担当医や看護師に相談して、少しでも気持ち良く食事療法を続けられるようにしましょう
・ 糖分の含まない飲み物を飲む
2、 運動は・・・
・ 食後にウォーキングをする(目安は、20分〜30分ほど)
・ マタニティヨガ、マタニティスイミングなどに参加する
※マタニティ用のコースに参加すると、他の妊婦さんとも触れ合えて色々な情報交換ができるのでオススメですよ