健康寿命を延ばすためには?〜老化防止〜
人の寿命は『遺伝的要因が25%・環境要因が75%』ではないかと言われています。そして人には老化や寿命を制御する遺伝子が50個〜100個くらいあるそうです。若い頃にはあまり考えなかったような将来への不安が、(加齢による)体調の変化とともにふと頭をよぎることはないでしょうか?
今回は「無理せずできる」健康寿命を延ばすための工夫を3つご紹介しましょう。
その1:腹7〜8分目の食生活
長寿遺伝子である『サーチュイン遺伝子』は、摂取カロリーが制限されたときに活性化されるといいます。お腹が空いているとついついドカ食いをしてしまうことはないですか?
そんな時はなかなか満腹感を得られず、かなりの量を食べてしまうことに…。腹7〜8分目とは程遠くなってしまいます。
満腹感は食べ物を『よく噛んで』『ゆっくり』食べることでその刺激が脳に伝わります。すると、ヒスタミンという物質が分泌され脳内の満腹中枢を刺激、その結果食欲が抑えられるという仕組みになっているのです。
忙しい日々の中でもよく噛んで食べることを意識して、サーチュイン遺伝子を活性化していきましょう。
その2:体を動かす習慣を
『運動は、がんを予防する効果がある』ということがさまざまな調査や研究で分かってきたそうです。特に近年増加傾向にある大腸がんの発症リスクを下げるのだとか!今や日本人の2人に1人ががんにかかる時代、人ごとではないですね。
がんの治療方法も進歩したとはいえ、がん闘病は辛く先が見えないことも…。そんなリスクを少しでも減らし健康な毎日を送るために運動は重要なのです。
しかし『過剰な』運動は活性酸素等を発生させ逆に老化を早めてしまうため『適度な』運動を心がけましょう。わざわざジムに通わなくても、日常の生活で家事・お掃除・片付けをしっかりやれば軽い筋トレになります。また、空いた時間に散歩がてらウォーキングをするのも良いですね。自分に合った方法で『終わった時に心地よい疲れを感じるくらい』がポイントですよ。
その3:ストレスは賢く発散
今の時代、ストレスを感じない人はいません。賢くストレスを発散して生活の質をあげることが、長生きするコツとも言えるでしょう。
なかでも職場や家庭以外(・・)で趣味をもつことはとても大切。価値観の違う人と関わりあうことで視野を広げることができます。その結果、ストレスにも柔軟に対応できるココロが備わってくるそうです。
また、コメディー映画や漫才などで『おもいっきり笑うこと』もおすすめ!笑いはストレスホルモンの分泌を減らし、がん細胞と戦ってくれるナチュラルキラー細胞を活性化します。まさに一挙両得ですね。