スキンケア・レッスン ⑤ 〜保湿の要「セラミド」に大注目!〜
あなたは、「セラミドって何?」と聞かれたら、説明することができますか?
言葉はよく耳にしますが、その実態を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。そこで、今回スキンケア・レッスン④では、保湿の要とも言えるセラミドに注目します。(特に「肌荒れが治らない人」「もちもち肌を手に入れたい人」は、知る価値アリ!)
そもそも、セラミドって何?
角質層で、細胞と細胞の間に存在する「細胞間脂質」の約50%を占めるのが、セラミドです。
私たちの肌にもともとある保湿成分のひとつで、外的刺激から肌を守り、水分蒸発を防ぎます。(ヒアルロン酸やコラーゲンと比べて、保湿力が非常に高い!)
この保湿成分セラミドがきちんと機能していれば、いくら湿度の低い環境にいても肌は乾燥しないはずなのですが…。
セラミドが不足すると?
セラミドが足りなくなると、外的刺激(紫外線や細菌など)に肌が負けてしまい、乾燥や炎症が起きやすくなります。さらに不足の状態が続くと、敏感肌は悪化し、アトピーを発症するリスクも高まるといわれています。
足りないあなたは、今すぐ補給!
セラミドは皮膚の中でつくられますが、残念ながら加齢とともにその量は減少します。(赤ちゃんの時が1番多い?!)体内でつくられない分、やはり外から補給する必要がありますね。
セラミド配合の化粧品を使い、肌のバリア機能を回復させ、健康な(潤いのある)肌を取り戻しましょう。セラミドを補うことで、メラニンの合成を抑える効果があるので、シミやしわの予防にもつながります。
セラミド配合の化粧品、選ぶポイントは?
1、 セラミドには大きく分けて「天然」と「合成」のものがあります。天然の方が、肌になじみやすく、吸収されやすいので、天然のものを選ぶと良いでしょう。
2、 保湿成分として化粧品につかわれている「セラミド2、3、10」が成
分表示についているものを選びましょう。(セラミドには、11種類あるの
だとか!)
3、 これに限ったことではありませんが、化学物質などが多く含まれている
ものは肌への刺激になる可能性があります。なるべく、肌に優しいもの
(低刺激)を選びましょう。
セラミドは、他の保湿成分(ヒアルロン酸やコラーゲンなど)に比べ「潤いを長時間キープする」という優れた性質をもっています。まさに、美肌のためのスキンケアには欠かせない存在!といえるのではないでしょうか。