あまり知られていない『ビオチン』って何?!〜ビタミンのはなし〜
名前は聞いたことがあっても、いまいち認知度の低い『ビオチン』。
あなたはどんな働きをする成分か知っていますか?
実は、美肌効果が高いのだとか…!?そこで今回はビオチンについて分かりやすく解説します。
ビオチンって??
ビオチンとは水溶性のビタミンB群の一種。「ビタミンB7」とも呼ばれています。
ほかのビタミンに比べて認知度が低い理由のひとつに『体内で作り出すことができる』という点があげられるでしょう。
(ビタミンA・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンEなどは体内で合成されないので、外から摂取する必要があるのです)ビオチンは腸内細菌によって生成されます。
つまり一般的な食生活を続けていれば、不足することは少ないでしょう。
しかし体内で作られるからといって、外から摂取する必要が全くないわけではありません。
ビオチンが不足すると「爪が割れやすくなる」「寝つきが悪くなる」「肌荒れする」「白髪が増える」などの症状が出ることも…。
目安の摂取量(成人女性=45mg、妊婦=47mg)を参考に、意識してビオチンを含む食品を摂ることが大切です。
※最後にビオチンを多く含む食品を紹介します
ビオチンにはどんな効果が・・・?
1、 疲れ知らずの元気なカラダをつくる
ビオチンは、糖の代謝を助ける働きもしています。
つまり体を動かすエネルギーを作り出す重要な役割を担っているので、不足すると疲労感や倦怠感につながってしまうのです…。
疲れ知らずの元気な体をキープするためには、ビオチンは欠かせない存在と言えますね!
2、 肌を健康に保つ
ビオチンは、皮膚や粘膜の健康状態にも深く関わっています。
そのため、ビオチン不足になると肌トラブルが起きやすくなります…。
肌荒れが続いている方は、意識的にビオチンの摂取を行ってみてはいかがでしょうか?
3、 アトピー性皮膚炎を改善する
ビオチンには、皮膚の炎症・かゆみの原因であるヒスタミンの生成を抑制する働きがあります。
その結果、アトピー性皮膚炎の改善にも効果的と言われているのです。
また、花粉症などのアレルギー症状にも有効とされていますよ!
ビオチンを多く含む食品は?
ビオチンを多く含む食品は下記のとおりです。
・ 牡蠣
・ くるみ
・ 牛レバー
・ きなこ
・ ヨーグルト
・ ほうれん草
・ カリフラワー
・ グレープフルーツ