「オリゴ糖」の効果って?〜便秘スッキリ解消〜
腸内環境の悪化によって便秘になってしまった場合には「オリゴ糖」のチカラを借りるのが1番!
そんなオリゴ糖の効果をご紹介しましょう。
オリゴ糖って?
ブドウ糖や果糖などの単糖(これ以上分解されない糖分)が2〜20個くらい繋がったもの、それが「ブドウ糖」です。
ブドウ糖は、胃や腸で消化・吸収されにくいため大腸まで届きます。
腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌の増殖を促すことで腸内環境を良い状態に。
腸内に善玉菌が増えると、血中の善玉コレステロールも増え同時に(動脈硬化の原因となる)悪玉コレステロールや中性脂肪を減らします。
今回は、代表的なオリゴ糖を3種類ご紹介します。
まず1つ目の「ガラクトオリゴ糖」は母乳に多く含まれ、たんぱく質の消化吸収をサポートします。
2つ目の「フラクトオリゴ糖」はごぼう・アスパラガス・玉ねぎに多く含まれ、低カロリーで虫歯になりにくい性質があります。
3つ目の「イソマルトオリゴ糖」は、はちみつ・味噌・醤油に多く含まれ、熱や酸に強い性質をもっています。(調味料としてオススメ!)
嬉しい!4つの予防効果がある!?
1、 便秘予防・・・食物繊維と同じように、腸内の不要なものを吸着して体外に排出します。
2、 肌荒れ予防・・・腸内に善玉菌を増やし悪玉菌を抑えるので、肌荒れを防ぐことができます。(腸内に悪玉菌が増えると、そこから毒素が…。活性酸素が発生して肌荒れを引き起こします)
3、 動脈硬化予防・・・悪玉コレステロールや中性脂肪を低下させ動脈硬化を予防します。
4、 虫歯予防・・・オリゴ糖は糖質ですが、虫歯の原因菌ミュータンスが栄養分として利用することができない成分なので、虫歯の原因になりにくい糖です。
プロバイオティクスって?
プロバイオティクスとは「私たちの体に良い働きをしてくれる細菌」のことです。(ギリシャ語の“健康のために”という言葉が由来とされています)
プロバイオティクスの条件として、以下のようなことがあります。
・消化管上部で分解吸収されずに、腸まで届くこと
・食品として(医薬品としても)安全性が高いこと
・腸内で増殖できること
・腸内の腐敗物を減らす働きがあること
・抗菌性物質を作り出し、病原菌を抑える働きがあること
・容易に摂取できること など