「アトピー」と「アレルギー」の関係って??
アトピーを知るためには、まずアレルギーについて理解することが大切!
ということで今回は「アトピーとアレルギーの関係」を分かりやすくご紹介したいと思います。
1、 まず、アレルギーって??
私たちの体には「免疫力」が備わっていますよね。
※免疫力とは・・・侵入した病原体や異物に対して抗体というたんぱく質をつくる能力のこと
再び、病原体や異物が体内に入ってきた時に、その抗体をつかって無毒化します。
この反応のことを「免疫反応」と呼びます。
本来は無害であるにもかかわらずダニやスギの成分、食べ物に対しても免疫反応が起きてしまい、さまざまな障害が引き起こされること、それが「アレルギー反応」です。
ちなみにアレルギー反応にはI型・Ⅱ型・Ⅲ型・Ⅳ型の4つのタイプがあります。
2、 では、アトピーって??
アレルギー反応が“皮膚で”起こった結果の炎症のことを「アトピー」といいます。(アトピーとアレルギーの関係、少し分かっていただけたでしょうか?)
皮膚は刺激に耐えて、体内に細菌などが侵入してくるのを防いでいますが、アトピーは“皮膚のなかで”炎症を起こしています。
炎症によって神経が刺激され、かゆみが生じ、かくことで皮膚が傷つきさらに炎症を起こす…という悪循環に。
この悪循環をストップさせるためには「かゆみを抑えること」と「かかないこと」が重要です。
3、 アトピー肌って?
アトピーは「乾燥肌」や「敏感肌」を伴うことが多いのが特徴。肌は乾燥すると、刺激を受けやすくなり、敏感になってしまいます…。
実際、アトピー性皮膚炎を発症する人に共通しているのは「肌の水分保持力が低い」「皮膚や粘膜のバリア機能が弱まっている」という点。
4、 どんなケアをしたら良いの?
やはり、まずは「保湿」をしっかりすることが大切(乾燥した状態にしないこと!)。
外からの異物侵入と水分の蒸発を防ぎ、さらに肌の水分保持力を高めるようにしましょう。
ただし、自分に合ったものを使わないと余計に悪化させてしまうこともあるので、保湿剤選びは慎重に!
また前述した通り、アトピーは体のアレルギー反応が皮膚で起きた結果の炎症なので、スキンケアだけでなく日頃の食生活にも気をつけましょう。
かゆみを促すといわれる「糖分」や「脂質」は控え、なるべく野菜や繊維質を多く摂ることで排便を促しましょう!