食べても食べても痩せる…それは糖尿病のサインかも!?
“3食しっかり食べているのに痩せる”という症状はありませんか?
「胃下垂だから」「痩せの大食いだから」と思い込んで放っておくと、とんでもなく危険!もしかすると、それは糖尿病の初期症状かもしれません…。
なぜ痩せてしまうの?
そもそも糖尿病は、インスリン不足やインスリンの機能低下によって、細胞内にブドウ糖を上手く取り込めなくなった時に起きる病気。
余ったブドウ糖は肝臓で脂肪として蓄えられたり、腎臓から尿糖という形で排泄されます。さらに病気が進行してブドウ糖をエネルギーとして利用できなくなると、その代わりに筋肉や脂肪に蓄えているたんぱく質をエネルギーの燃料としはじめるのです。その結果、どんどん痩せていくというワケ。
この症状はかなり進行している状態といえるので、早急な改善が必要です。
他に疑われる病気は・・・?
「甲状腺機能亢進症」
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気。20〜40代の比較的若い女性に発症しやすいと言われています。全身の新陳代謝が異常に早くなるため、たくさん食べても痩せてしまう…という事態に。
以下はセルフチェックリストです。「食べても痩せる」以外に、自分に当てはまるものがないか確認しておきましょう。
・ 暑がり、よく汗をかく
・ 心臓がドキドキする、落ち着かない
・ 手が震える
・ 目がギラギラする、目つきがきつくなる
・ 排便の回数が増えた
・ イライラしやすい
・ 首が腫れる
・ 寝つきが悪い
「精神疾患」
ストレスが原因で自律神経をはじめ、内分泌系やホルモン免疫系の機能が乱れることにより体重が急に減少するケースもあります。“食事が美味しく感じない”“味が分からない”という場合は、早めに病院へ!
「(肺)結核」
昔は“不治の病”と恐れられていましたが、現在はきちんと治療をすれば普通の生活に戻ることができる病気。そのため(重症化する前に)早期発見・早期治療が大事です。
以下は、肺結核の初期症状の例です。思い当たる症状はありませんか?
・ 咳が2週間以上続いている
・ 微熱が続いている
・ 強い倦怠感がある
・ 急激に体重が減った
軽い風邪と自己判断して放っておくと非常に危険です。“ちょっといつもの風邪と違うな”と感じたら、すぐに病院に行きましょう。