妊活中のあなたへ。本当に『葉酸』って必要なの?~ビタミンのはなし~
葉酸といえば、妊活中や妊娠中の女性にすすめられるビタミンとして有名ですよね。
しかし、実際どんな効果があるのかご存知でしょうか?
今回はビタミンのなかでも女性に関わりの深い『葉酸』について解説します。
そもそも葉酸って??
葉酸とは、ビタミンB群(全8種類)に属する水溶性ビタミン。
たんぱく質や核酸(DNAやRNAの総称)をつくるために働く酵素のサポートを行います。
とくに核酸は、細胞の核のなかで遺伝情報を保存して体をつくるために指令を出す重要な物質。
赤ちゃんの新しい細胞が次々と作られていく妊娠中や授乳中の母体には欠かせないのです。
さらに葉酸はビタミンB12とともに赤血球を作り出すサポートもします。
そのため造血ビタミンと呼ばれ、貧血を起こしやすい妊娠期に勧められているのです。
(妊娠中は妊娠していない時の約2倍の葉酸摂取が推奨されています)
葉酸が不足すると・・・?
1、 ひどい貧血症状に陥る
赤血球が正常に作られなくなるため、ひどい貧血状態に陥ってしまうでしょう。
頭痛・めまい・立ちくらみ・息切れなどの症状が起きやすくなります。
2、 胎児に影響が出る
妊娠中の女性が葉酸不足になると「神経管閉鎖障害」「二分脊椎症」「無脳症」などの病気になる可能性があります。
お腹の赤ちゃんに影響してしまうのです。
母子ともに健康でいるためにも、妊娠中の方はしっかり補うようにしましょう。
こんな人は、葉酸を積極的に摂って!
・妊活中・妊娠中の人
・貧血症状のある人
・成長期の子供
・お酒を多く飲む人
・肌荒れを繰り返す人
・口内炎ができやすい人
葉酸を多く含む食品って?
下記の食品は葉酸を多く含んでいます。
補いたい人は積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?
「レバー」「枝豆」「ほうれん草」「ブロッコリー」「モロヘイヤ」「アボカド」「納豆」「ナッツ」「いちご」「ライチ」
これらの食品を定期的に摂ることが難しい人は、サプリメントでの補給もおすすめです。