妊婦さん×タバコの関係って?
“百害あって一利なし”と言われるタバコ。
では、妊娠中にタバコを吸っていると、胎児にどんな影響が生じるのでしょうか?今回は、妊婦さんとタバコの関係についてご紹介します。
胎児にどんな影響があるの?
その1:低体重児が生まれるリスクが2〜3倍に?!
妊娠中の喫煙は、「胎児の低体重化」をまねくリスクが高まると言われています。
データによると、タバコを吸わない妊婦さんから生まれる赤ちゃんの体重より約200グラム少なくなるのだとか。さらにヘビースモーカーの場合は、400〜450グラムも軽い赤ちゃんが生まれることがあるというから恐ろしいですね。
その2:胎児の知能発達に遅れが生じることも?!
タバコを吸うことで母体の血管が細くなり、胎児に必要な酸素や栄養素が十分に届かなくなる可能性があります。
その結果、知能発達に遅れが生じることも…。
その3:流産の確率を高める?!
流産の大きな原因は、胎児の染色体異常です。しかし、妊娠中に喫煙を繰り返していると(特にヘビースモーカーは)、吸わない人に比べて流産のリスクが2倍に!早産のリスクも高まるので、吸わないに越したことはないですね。
生まれた後にも、その影響が…?
「無事に生まれたから、もう安心」と思いたいところですが、妊娠中の喫煙は生まれた後にも、その影響があらわれるケースがあります。
例えば「身長が伸びない」「学力が低い」「落ち着きがない(多動性障害)」など。
母親の喫煙によって子供の一生が左右されてしまうとしたら、「我慢できない」「意思が弱いから」と言い訳をしている場合ではないかもしれません。
周りの人たちが吸っているのは大丈夫?
受動喫煙も、上記と同じように胎児に影響を与える可能性があります。パートナーや家族であれば、外で吸ってもらうなど妊娠中は協力してもらいましょう。
また、外食の際は全面禁煙のお店をお勧めしますが、難しい時は最低でも分煙されている場所を選ぶと安心ですね。
そもそも、タバコは美容の大敵!
タバコの主成分「ニコチン」は、血管を収縮させて血流を悪くします。そのため、肌のターンオーバーが正常に行われなくなり、肌トラブルの原因に。
また、タバコを吸うと活性酸素が増えるので、肌の老化(しみ・しわ・たるみ)を早めます。喫煙をしながら高級なエイジングケア商品を買ったり、エステに通うのなら、禁煙外来に行った方が早いかも?!