私の不妊治療体験記④ 採卵後、『卵巣刺激過剰症候群』になって入院?!
無事に採卵手術を終えたのですが、その後体に異変が…!?
日に日にお腹が張って、息苦しくなってきたのです。
もともと採卵前から、主治医より「卵胞が多くなっているから、卵巣刺激過剰症候群になりそう。
ひどい場合は、入院することもあるから」と言われていたのですが、まさに先生の予想的中!
今回は『卵巣刺激過剰症候群』についてお話します。
卵巣が腫れて、腹水が溜まる?!
採卵後、日に日にお腹の張りがひどくなったので、その度に病院に行ったのですが「卵巣刺激過剰症候群には、残念ながら特効薬がない。
入院して点滴で多少楽にすることはできても、山場を超えるまでは我慢するしかない」と言われました。
「どうせ我慢しなきゃいけないなら自宅で過ごしたい」と思い、なんとか入院せずに過ごしていました。
…が、腹水がどんどん増え息苦しさが限界を迎えた真夜中、夜間診療に行きそのまま入院することに。
どうも我慢し過ぎていたらしく、先生にひどく怒られてしまいました。
利尿剤などの点滴をつけ、尿道カテーテルを入れ…。
点滴をすれば、少しは楽になる?
特効薬はないと聞いていましたが、点滴をつけたら少し呼吸が楽になったのでホッとひと安心。
とはいえ腹水が抜けたわけではないので、入院後2日間は起き上がるのも、歩いてトイレに行くのもキツかったです。
1日のなかでも波があり、体調が良くなったかと思うと、辛くなったり…そんな繰り返しだったと思います。
病院の食事も最初の2日間は、ほとんど喉を通りませんでした。
もう二度と体外受精なんてしたくない!?
正直、腹水でお腹がパンパンに張り、寝ていても起きていても辛い…という状況の時は「こんなに辛いなら、もう二度と体外受精はしたくない」と思いました。
私の場合は胚移植を延期したため、生理さえくれば一気に楽になると言われていましたが、それでもしんどかったです。
胚移植後、卵巣刺激過剰症候群を発症して妊娠すると、症状はさらに悪化して長引く傾向にあるそうです。
妊娠は嬉しいけれど、あの状態がもっと長く続くなんて考えただけでゾッとしてしまいます。
こんな人は、卵巣刺激過剰症候群になりやすい?
下記のような人は、卵巣刺激過剰症候群になりやすいそうです。
・ 20〜30代前半である
・ 痩せ型である
・ 多嚢胞性卵巣症候群である
本当にしんどいので、できるかぎり予防してくれる病院で治療することをおすすめします。
ただ私は、今回の治療で受精卵を無事に凍結させることができたので、先生には感謝しています。
結果オーライ!ですね。