女性の大敵 花粉症 ―なぜ日本人は「スギ花粉症」の人が多いの?!―

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女性の大敵 花粉症 ―なぜ日本人は「スギ花粉症」の人が多いの?!―

年々花粉症の人が増えており、現在は、日本人の4人に1人は花粉症だと言われています。

では、花粉症とは一体何なのか?改めて解説したいと思います。

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物花粉が原因となり「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」などのアレルギー症状を引き起こします。

人によって症状やその度合いは異なり、発症するタイミングもさまざまです。

別名『季節性アレルギー性鼻炎』と言われます。

女性は「目がかゆくアイメイクをすることができない」「マスクでファンデーションがとれてしまう」「顔全体が肌荒れしてしまう」など美容面でも悩みをもたらす花粉症…。

最近では、花粉が肌に直接影響を与える「花粉症皮膚炎」なんていう症状もあるくらいです。

ですから、特に女性は花粉症と上手に向き合いたいですね。

どうして花粉症にかかるのかというと、私たちの体は花粉という異物(アレルゲン)が侵入すると、これと反応する物質をつくる仕組みがあります。

これを「IgE抗体」と呼びます。

その抗体ができたあと、再び花粉が体内に入ると、(鼻の粘膜にある)肥満細胞の表面にあるIgE抗体と結合し、肥満細胞から化学物質が分泌されて花粉症の症状を引き起こすのです。

さて、春の代表的な花粉症といえば「スギ花粉」ですよね。

これに反応して花粉症を発症する人が多くいます。

関東地方を例にあげると、2月のバレンタインデー頃からスギ花粉の飛散がはじまり4月下旬頃に飛散が少なくなります。

その他のアレルゲン植物として、ヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類ほどあげられます。

ではなぜスギ花粉に悩まされている人が多いのか?

スギは、生育が早いことから建築資材としてのニーズが高く大変重宝されています。

戦後大量に植林されたスギが多く残っていて、これらが開花適齢期を迎え、今まさに大量に花粉が飛散されています。

さらに、2050年のスギの花粉飛散量は現在の約2倍になると言われています。

現在は、花粉を少なくする品種が開発されていて、この品種のスギを植林しているそうですが、すべてがこの品種というわけではなく、今もなお数多くのスギが植林されているのが現状です。

ですから、今、花粉症でない方も今後花粉症に悩まされることがあるかもしれません。

女性にとっては美容面での精神的苦痛も多いので、少しでも花粉症の症状を感じたら早め早めの対策をとられると良いでしょう。

カテゴリ: 健康 , 花粉症

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