小麦粉が原因で起きる『3つの病気』とは・・・?
もしも、よく食べている小麦粉が原因で病気になってしまったとしたら・・・?
他人事のように思えるかもしれませんが、実際に小麦粉が原因で発症する病気はあります。
今回は、その3つの病気について詳しく解説しましょう。
1、 セリアック病
セリアック病は、小麦に含まれるグルテンに反応して、自ら小腸を傷つけてしまう自己免疫疾患です。
症状レベルには個人差がありますが、「便秘」「下痢」「腹痛」「体重減少・増加」など胃腸の働きが低下することで起きる症状が多いでしょう。
また小腸の損傷によって栄養がしっかり吸収できないため「だるい」「疲れやすい」などの慢性的な疲労も起きやすくなります。
もともとは日本のセリアック病の有症率は低かったようです。
しかし、欧米食(小麦粉をつかった食品)が日本に広まったことをきっかけに、その確率も高まったのだとか。
改善方法は、グルテンフリーの食事法をとること。
グルテンを抜くことで、小腸が回復し不調も徐々に和らぐと言われていますよ。
2、 小麦アレルギー
小麦アレルギーは、小麦に含まれるたんぱく質がアレルゲンとなって症状が起きる、アレルギー疾患です。
症状としては「くしゃみ」「鼻水」「かゆみ」「吐き気」「腹痛」「下痢」など。
食事だけでなく、小麦(イネ科)の花粉によっても症状が起きるそうです。
やはりこちらも小麦粉を抜くのが1番!
小麦粉の代わりに「米粉」でつくられたものを選ぶようにしましょう。
また花粉が飛ぶ季節は、外出時の対策をお忘れなく!
3、 グルテン不耐症(過敏症)
グルテン不耐症とは、グルテンに含まれる「グリアジン」という成分に反応して症状が起きる疾患です。
よく似ているようですが、小麦アレルギーとは異なります。
症状としては「お腹が張る」「下痢」「便秘」「低血糖」「イライラ」「疲労」など。
『IgG(遅延型アレルギー)検査』で、自分がグルテン不耐症かどうかを知ることができるので、原因不明の体調不良が続いている場合はまず受けることをおすすめします。
あの世界的に有名なテニスプレーヤー、ジョコビッチ選手もグルテン不耐症と判明してから、食事法を変えて成功したのだとか…♪