それってホントに更年期障害?『間違えやすい病気』とは
更年期に起こる症状は、ほてり・のぼせ・イライラ・冷え・不眠・肩こり・めまい…など本当にさまざまです。
症状の重さ・軽さも、個人差があるといわれています。
そのため、更年期障害とほかの病気の区別がつかず『勘違いしている』ケースも…。
そこで今回は、更年期障害と間違えられやすい病気を4つご紹介します。
1、 うつ病
更年期障害のひとつに、「小さなことでイライラしてしまう」「突然、不安になる」「気分が落ち込む」などのうつ症状があります。
そのため“更年期だから、仕方ない”と放っておく女性も多いでしょう。
しかし、知らない間にうつ病へと移行している場合もあるそうです。
ただ自分で見分けるのは難しいので、うつ症状が長く続いたり症状が重い時は、早めに婦人科か心療内科を受診しましょう。
2、 メニエール病
メニエール病は、内耳のリンパが増えて水ぶくれのような状態になる病気です。
根本原因としてストレス・疲労・睡眠不足などがあるといわれており、詳しい症状は「激しいめまい」「吐き気」「嘔吐」「冷や汗」など。
30〜50代女性に多く見られ、発症時期が更年期と重なるため間違えやすいと言えるでしょう。
3、 慢性関節リウマチ
関節リウマチは、関節に炎症が起きて腫れたり傷んだりする病気です。
進行度合いは人それぞれですが、初期症状は「食欲不振」「だるい」「熱っぽい」など。
全体的に“なんとなくだるい”という感じなので、更年期の不調と区別するのが難しいかもしれません。(メニエール病と同じように)30〜50代女性に多く見られます。
4、 過活動膀胱
過活動膀胱とは、過剰に排尿筋が活動してしまう病気です。
主な症状は「急な尿意に我慢できない」「1日8回以上トイレに行く」「間に合わず漏らす」など。
40代以降(男女とも)に多く見られるため、更年期の症状と勘違いしてしまう人がいるようです。