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女性でも「痛風」になる人が増加中?!
痛風といえば“男性がかかる病気”というイメージが強いですよね。
しかし!近年、女性でも痛風を発症する人が増加しているといいます。
その原因とは一体…?
女性の痛風患者が増えている原因って?
原因1:女性の社会進出
昔から社会で働く男性たちは、アルコールをはじめプリン体を多く含む食品(ウニ、イクラ、あん肝など)を摂る機会が多かったため、痛風にかかりやすいと言われてきました。(いわゆる“飲み会”“宴会”ですね)
しかし、近年女性の社会進出が加速しているため、女性もこうした宴会に参加する回数が一気に増えました。
それに伴い、痛風患者が増加したと言えるかもしれません。
原因その2:欧米化した食生活
食の欧米化が進み脂肪の摂取量が増えたため、肥満者が急増…。
その結果、痛風患者が増えたとも言われています(痛風患者の半数以上は、肥満なのだとか)。
原因その3:増加したアルコール摂取量
ビールをはじめアルコールも尿酸値を上げる原因となります。
プリン体を増やす上に、尿酸の排泄量を減らすので、飲み過ぎにはご注意を!
しかし!勘違いするパターンもある?!
とは言え、痛風発症者の約90%は男性と言われているので、それに比べるとまだまだ女性は少数派といえますね。世間で「痛風」という言葉をよく耳にするあまり、ほんの少し足の関節に痛みを感じただけで痛風と決めつけるのは早いかもしれません。
痛風の症状に似ていて“勘違いしやすい”病気があるので、下記を覚えておくと良いでしょう。
「外反母趾」
足の親指が(小指方向に)変形して、親指の付け根が内側に突出する状態。こうした変形によって痛みが生じ、炎症を起こすことがあります。その場合、激しい痛みが伴うので、痛風と勘違いする可能性が…!
「変形性関節炎」
足の付け根や膝、肘などの関節に痛みや腫れが生じて、変形してしまう病気。年齢を重ねるごとに、女性がかかりやすくなるのでご注意を。
「関節リウマチ」
あらゆる部位の関節に痛みが生じて、だんだんと変形します。悪化すると日常生活に支障が出るほど。
痛風の痛みと比べると関節リウマチは慢性的なので、その違いをしっかり確認しましょう。
これらの他に「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」「偽痛風」「回帰性リウマチ」なども考えられます。
自分での判断が難しい場合は、まず病院で診てもらうようにしましょう。