飲み会シーズンのお供にも!〜アミノ酸の秘密〜
「お酒は大好き!でも、肝臓が気になる…」
「二日酔いを少しでも和らげたい…」
そんな方には、アミノ酸がおすすめです。
今回は、お酒とアミノ酸の関係についてお話したいと思います。
沈黙の臓器…?
肝臓は、病気になっていても静かに(自覚症状なく)進行していくので「沈黙の臓器」とも呼ばれています。
そのため、日頃から肝機能を低下させない予防のケアがとっても大事なのです。
中でもお酒をよく飲む方は、肝機能が低下するリスクが高いので、十分に気をつけましょう。
肝臓ケアにおすすめのアミノ酸は…
- バリン・ロイシン・イソロイシン(BCAA)
これらのアミノ酸は、肝臓と深い関わりをもち、肝機能をアップする作用があります。継続的にサプリメントなどで補っておくと、もし肝機能が低下したとしても、BCAAが優先的に働きかけてくれるので安心ですね。
- アラニン・グルタミン
アラニンとグルタミンは「糖原性アミノ酸」と呼ばれ、エネルギー源となる糖を新しく作り出しているアミノ酸です。これらの働きによって、NADH(アルコール分解の過程ででき、分解の効率を悪くする物質)を素早く除去してくれるので、肝臓でのアルコール分解がスムーズになるといわれています。
お酒をよく飲む方には、このアラニンとグルタミンの摂取がおすすめですね。摂取方法としては、効率性を考慮するとサプリメントが良いとされていますが、おつまみの参考に(アラニン、グルタミンを含む)食品もご紹介します。
アラニンを多く含む食品・・・しじみ、あさり、海苔、レバーなど
グルタミンを多く含む食品・・・肉、魚、チーズ、卵、大豆、海藻など
ちなみに、グルタミンは胃を守る作用もあります。
肝臓ケアには、ビタミンを多く含む食品も!?
ビタミンA・・・うなぎ、卵黄、レバー、アンコウの肝
ビタミンB1・・・豚肉、玄米、大豆、ピーナッツ
ビタミンB12・・・牡蠣、チーズ、卵、あさり、しじみ
ビタミンC・・・いちご、パセリ、レモン、ブロッコリー、小松菜
ビタミンE・・・あじ、さば、まぐろ、大豆、ごま、かぼちゃ、アーモンド
これらビタミンA、B1、B12、C、Eを多く含む食品も、肝機能を高めるのに効果的といわれています。
「肝機能の低下が心配な方」そして「お酒をよく飲む方」は、ぜひ参考にして積極的に食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?