もくじ
貧血が引き起こす、様々な症状とは?!
典型的な貧血の症状といえば「動悸・息切れ」「立ちくらみ」などが思い浮かびますが、もっと“奇妙な”症状が起こることもあります…。
今回は、そんな不思議な事例をご紹介したいと思います。
その1:無性に氷が食べたくなる
夏の暑い日には、かき氷やアイスクリームが食べたくなりますが、
季節に関係なく“無性に”氷が食べたくなってしまうあなたは…もしかすると「氷食症」といわれる病気かもしれません。
原因はハッキリとは分かっていませんが、「貧血によって脳が酸素不足になり、自律神経が乱れることで体温調整ができなくなってしまうため」という説が有力です。
上がった体温を下げようとして、氷を欲するようになるのですね。
こうした氷食症に加えて、代表的な貧血症状(疲れやすい、立ちくらみ、動悸、息切れなど)がみられる場合は、病院で診てもらうことをオススメします。
その2:手足にムカデが這っているような感覚になる
貧血は、脳内の神経伝達物質にも影響を与えます。
神経信号が異常になることで、手足にムカデが這っているようなムズムズした感覚になったり、誰にも触られていないのに触られているような感覚になったり…。
このような幻覚症状が起きた場合は、早めに対処しましょう。
その3:土を食べるようになる
鉄分不足に陥ると、脳内が変化して味の好みまで変わってしまうのだとか…!
特に、“歯切れの良い音がする”ものを欲する傾向にあり、その代表例が土なのです。
これを「土食症」といいます。
その4:皮膚にカビが生える
これまた奇妙な症状ですよね、皮膚にカビが生えるなんて!
鉄分不足により白血球が正常に作られなくなることで、カビが増殖してしまうのだとか…。
(健康体の場合は、白血球がカビの増殖を抑制してくれているそうです)
ちなみに、カビが体の深部まで入ってしまうと肺炎などを引き起こす可能性もあるといいます。
「あれ?」と思ったら、早めに病院へ行きましょう。
貧血女性は、コレに要注意!?
1、 タバコ
ビタミンCは、鉄分の吸収率を高めてくれる大切な味方!
しかし、タバコを吸うと、ビタミンCは壊されてしまいます。
せっかく鉄分を補給していても、喫煙を続けていると効果を実感しづらくなるので、貧血症状にお悩みの方はまず禁煙することをオススメします。
2、 コーヒーや緑茶
コーヒーや緑茶などに含まれるタンニンは、鉄の吸収を妨げます。
食前食後は避けて飲むようにしましょう。
貧血が原因で、びっくりの症状が出てしまうことがあります。
そんなときは病気が隠れている場合もあるので、かかりつけ医をもっておくことも大切ですね。