もくじ
腸内フローラって何?!〜善玉菌のひみつ〜
私たちの腸内には、100種類以上の細菌(その数、なんと100兆個!)がすんでいます。
この腸内細菌類のことを“腸内フローラ”ということを知っていますか?
今回は、腸内フローラについて詳しくご紹介します。
腸内フローラって何?
冒頭でもお話した通り、腸内フローラとは腸内細菌類のことです。※フローラ=花畑を意味しています。
健康な人の腸内では、善玉菌が悪玉菌を抑えるようにして、腸内フローラが一定のバランスを保っています。
善玉菌と悪玉菌がいつも激しい生存競争を繰り広げているような状態です。
一方、悪玉菌が優勢となっている場合は、腸内腐敗が進み有害物質が増えます。
カラダの免疫力が低下し、アトピーや喘息、花粉症などのアレルギー性疾患が起きることも…。
また、うつ病、肥満、糖尿病、ガン、潰瘍性大腸炎にも関わってくるので注意が必要です!
3つの腸内細菌って?
ご存知の方も多いと思いますが、腸内にある3つの細菌の働きをもう一度おさらいしておきましょう。
1、 善玉菌
・ 消化吸収を助ける
・ 病気への抵抗力を高める
・ ビタミン・ホルモンを作る
・ 老化を遅らせる
・ 腸の蠕動運動を促す
2、 悪玉菌
・ 便を腐敗させる
・ 有害物質を作り出す
・ 多すぎると様々な病気を引き起こす
3、 日和見菌
・ 善玉菌が多いとおとなしく、悪玉菌が多いとその働きを助ける
この3つの細菌のバランスが大切で、理想は「善玉菌:悪玉菌:日和見菌=30%:10%:50〜60%」といわれています。
悪玉菌のイメージは悪いですが、決して不要なわけではありません。善玉菌と悪玉菌が戦うことで効果が発揮されるので、あくまでもバランスが大事!そのことを覚えておきましょう。
このバランスを崩す原因となるのは?
1、 食生活
やはり、まずは日々の食生活が基本ですね。
栄養バランスが偏らないよう、日々の生活で腸内環境を意識した食品を摂りましょう。
2、 ストレス
ストレスは腸と密接に関わっています。
ストレスは小出しに発散するのが1番です!
3、 加齢
年齢とともに悪玉菌の割合が増えるといわれています。
歳を重ねるごとに、腸内環境を整える意識を高めていきたいものですね。
4、 不眠
不規則な生活や寝不足は、腸内環境に悪影響を与えます。
腸内の状態を目で見ることはできませんが、「肌荒れ」「便秘・下痢」「風邪をひきやすい」など不調がある場合は“腸内で悪玉菌が優勢になっている”可能性が高いですよ。