肩こりと腰痛、実は日本人に多いということはご存知でしょうか?
肩こりの原因は、首周りの血流が悪いことや、リンパの詰まりなどと言われています。
今日はそんな体の仕組みの原因ではなく、心的な原因について考えてみたいと思います。
肩こりや腰痛持ちの人の性格
あなたの回りの肩こりや腰痛持ちの人はどんな性格をしていますか?どんな人でしょうか?
「がんばりやさん」「一生懸命」「こだわりが多い」「凝り性」「やさしい」「おせっかい」「しっかりもの」「いつも忙しい」「きっちりしている」「お硬い仕事」
まだまだありそうですが、そんなことはありませんか?
私は、社会人になってから急に肩こりや腰痛がするようになって、回りをみるとそんな感じの人が多かったと思います。
「背負う」だったり「肩の荷が下りる」だったり「首が回らない」という日本人ならではの慣用句がありますよね。
それは、実は様子を的確に表現しています。
「背負う」とは、いろんな責任ある仕事を任されている感じですよね。
「肩の荷が下りる」は、逆にそんなことから開放される様子を表しています。
それは、自分が何かを背負い込むことで肩が重くなったり、軽くなったりするということでもあります。
肩と腰はつながっている
人間は一本の背骨で体を支えています。
それは、肉体的にもそうですが、精神的にも背骨は自分自身を真っ直ぐに保つ役割をしています。
引っ張られると、傾きますよね。
重いものを持つと、前に持っているとのけぞる方向に持ち上げて、背中に背負うと前かがみに、姿勢を無理することになります。
重いものを持つという認識をした時に、実際には持っていないのに、肩だったり腰だったりにズッシリした痛みが来ませんか?
頼まれてもいないことを「背負い込んだり」することが、私は社会人になったら増えたように思います。
自分のできないことまで、なんとかしようとせずに、人に頼ることを覚えた頃から、肩こりや腰痛も無くなってきたように思います。
無理をせずに、助け合う、お互いに支え合う、体だけではなくて、精神的にもそれを意識することで、実は肩こりや腰痛も改善されていく場合があるんです。
アンチエイジングは気持ちから
歳をとった人に肩こりや腰痛が多いのは、そういった抱え込んだり、自分がなんとかしてあげないと、と思う人が多いからではないでしょうか。
ワガママで自分の好き勝手に暮らしている年配の人がシャキシャキ動けているのは、人を気にせず、自分の気持に真っ直ぐでいるから、そう思います。