美肌の大敵!ニキビ 今できているニキビ、どんな状態?! ~その1~
美肌の大敵といえる『ニキビ』。
思春期ニキビ・大人ニキビと使い分けされるように、10代だけでなく大人になってもニキビはできます。
特に大人ニキビは厄介なもので「なかなか治らない」「再発しやすい」「ニキビ跡になりやすい」「シミになってしまう」と言われていますよね…。
大人になってからニキビに悩まされている人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回から3回に分けてニキビに関する情報をお届けしていきたいと思います。
まずは『ニキビの種類』についてご紹介しましょう。
白ニキビ
白ニキビは、一般的に初期段階のもので最もできやすいタイプといえるでしょう。
毛穴の中に皮脂が溜まって塞がり、盛り上がってしまったものです。
白ニキビは、基本的な生活習慣の乱れが原因と言われています。
黒ニキビ
黒ニキビは、一見するとホクロのように見えるため見落としがちですが、れっきとしたニキビになります。
特に小鼻周りにできやすいでしょう。
古い角質が溜まって皮脂が詰まり、その皮脂が外気に触れることで黒く変色したものです。
炎症が起きると跡になりやすいので、注意が必要です。
赤ニキビ
赤ニキビは、初期状態から進行したものです。
毛穴の中に詰まっていた皮脂や汚れによってアクネ菌が活性化し、増殖することで毛穴に炎症が起こり、赤く腫れ上がった状態になります。
痛みを感じるのも特徴です。
アクネ菌は誰の肌にもあり、肌のバランスを保つために必要な菌なのですが、一方で皮脂(アブラ)を好むため、皮脂の詰まった毛穴で繁殖してしまうのです。
その結果、ニキビをさらに悪化させる原因となります。
黄ニキビ(膿疱)
黄ニキビは、赤ニキビがさらに悪化して患部に膿が溜まり、これが黄色く見える状態のことです。
これを潰してしまうと、膿が出てしまい、他の毛穴に詰まってしまったり、ニキビ跡の原因になってしまうので絶対に潰さないでください。
紫ニキビ
炎症が極限まで悪化し、膿だけでなく、血が混ざってしまった状態のことを指します。
ここまできてしまうと、高い確率でニキビ跡が残ってしまうことが多いです。
白ニキビ、黒ニキビに関しては、日頃のスキンケアの見直しや生活習慣を正すことによって改善することができるでしょう。
しかし赤ニキビ、黄ニキビ、紫ニキビはセルフケアで改善させることが難しく、跡が残ってしまうことも多いので、悩んでいる人は皮膚科で見てもらうことをおすすめします。
皮膚科で処方される薬に、新たに「ベピオゲル」といったニキビの根本治療になる新薬が加わりました。
そこで次回は、一般的な皮膚科で処方されるニキビの薬についてご説明しましょう。