海外ではどうなの?!妊婦さんにNGな食品
日本で“妊娠中は控えた方が良い食品”といえば
「コーヒーや紅茶」
「タバコ」
「お酒」
「生もの(刺身やサラダなど)」
「チーズ」
などがありますが、他の国ではどうなのでしょうか?
今回は、海外で一般的にNGといわれている食品をご紹介します。
アメリカでは?
高濃度の水銀を含む魚(サワラ、アマダイ、メカジキ等)やツナ缶は食べ過ぎないよう注意喚起されています。(アメリカでは、ツナ缶の消費量が非常に多いことが背景にあるようです)
さらに、近年アメリカで流行している(特にニューヨーク!)寿司も妊娠中は控えられていることから、魚の危険性を重視しているようですね。
ちなみに、妊婦さんの体重は15〜20kg程度増えるのが一般的。日本の平均8kgと比べると大きな差があります。
フランスでは?
フランスといえばワイン!というイメージがありますが、やはり(他国と同じように)妊娠中は基本的に“アルコールNG”とされています。(とは言え、1日1杯なら大丈夫!という説もあり、結構飲んでいる人も多いのだとか)
また、リステリア食中毒のリスクがあるので貝類(ムール貝、牡蠣、あさり等)も避けられています。その他、生肉や生魚はNGとされていますが、生ハムやアンチョビ、オイルサーディン等はOKのようです。
イタリアでは?
毒素を消す効果のあるパセリは、宿る命を消してしまうという言い伝えがあるそうで、妊娠中はタブーなのだとか。さらにイタリア料理には欠かせないサラミや生ハムなども注意されています。
また、いかにもカフェインたっぷりのエスプレッソは避けられる傾向に。その代わり、カフェラテを飲んで満足感を得ているようです。
イギリスでは?
食中毒の原因となるサルモネラ菌を避けるため、生卵や半熟卵料理は控えられています。と言うのも、日本と違ってイギリスの卵はサルモネラ菌の処理がされていないのだとか…!
スペインでは?
生肉、半生(ミディアム、レア)の肉、生ハム、刺身などはNGとされています。と言っても、日本ほど徹底されておらず「生ハムは一度凍らせればOK」「寿司も安心できるレストランでならOK」などスペインならではの緩さがあるようです。
香港では?
生もの全般、緑豆、ソフトチーズ、体を冷やす食品(蟹、スイカ、メロン、ゴーヤ等)はNGとされています。“体を冷やす食品”がリストアップされているのは、東洋医学に基づいた香港ならではの考え方と言えるかもしれません。