女性ホルモンの一種『エストラジオール』って?
女性ホルモンについては数多くご紹介してきましたが、今回はまだ触れたことのない『エストラジオール』について解説したいと思います。
婦人科系の病気や更年期障害などに関わる重要なホルモンなので、女性として知っておいたほうが良いでしょう…♪
『エストラジオール』って?
エストラジオールは、女性ホルモンである「エストロゲン」の主成分のひとつ。
ほかにエストロンやエストリオールも含まれていますが、エストラジオールの含有率が最も高いため大きな役割を果たしているといえるでしょう。
(エストロゲンの血液検査をする場合、エストラジオールの数値が指標となるのだとか)
そのため以下のエストロゲンの作用を見れば、エストラジオールの働きを知ることができます。
◯ 卵胞の成長を促す
◯ 子宮内膜を厚くする(着床しやすくする為)
◯ 基礎体温を下げる
◯ 頸管粘液の分泌を促す
◯ 脳・骨・筋肉・皮膚などの働きを促す
◯ 女性らしい(丸みのある)体型をつくる
◯ 自律神経のバランスを保つ
エストラジオールの数値が異常だった場合…?
血液検査をしてエストラジオールの数値が正常でなかった場合、どんなことが起きやすいのでしょうか?
1、 不妊
エストラジオールの数値が(正常値より)低いと、卵胞が十分に育たず排卵できていない可能性があります。
また子宮内膜の厚みが増さず、着床にまで至らないことも…。
このようにエストラジオールの数値によっては、不妊の原因となるケースもあるようです。
2、 更年期障害
閉経が近づくと、エストロゲンは減少…。
つまり、それはエストラジオールが減ることを意味しています。
その影響を受け、ほてり・うつ症状・めまい・だるさ・不眠などいわゆる更年期障害の症状が出るのです。
エストラジオールを正常にキープするには?
他のホルモンと同様、エストラジオールもストレスに大きく左右されるといわれています。
そのため、過度なストレスは厳禁!
妊活がうまくいかずストレスを抱えている女性は多いと思いますが、イライラしたり不安になった時はとにかく誰かに頼ってみましょう。
自分の気持ちを人に話すだけで、気持ちは楽になるものですよ。
そして、自分にできることを1つ1つクリアしていけると良いですね。
更年期障害でお悩みの場合は、我慢せず婦人科を受診しましょう。
漢方薬もおすすめですよ。
あとは自分の心がリラックスできることを見つけて、自分らしく過ごすことが大切です。