冷え性が『不妊』をまねく理由って?
よく『冷えは不妊をまねく』と言われていますが、具体的な理由を知っているでしょうか?
今回は冷え性と不妊のカンケイについて解説します。
妊娠の仕組みをおさらい!
意外と妊娠の仕組みを知らない人が多いので、おおまかに説明しておきましょう。
まず卵子は、一定の周期(だいたい28日間)で卵巣でつくられます。
その卵子が卵管内で射精された精子と出会い受精することで、初めて受精卵ができます。
さらに受精卵は、卵管を通って子宮にたどり着き、子宮内膜に着床することで『妊娠』となります。
なぜ冷え性が不妊をまねく?
1、 卵巣が冷えて、健康的な卵子がつくられない
先ほどお話した通り、卵巣で卵子はつくられます。
つまり卵巣自体が冷えて機能が弱まっていると、そもそも健康的な卵子がつくられないのです。
健康でない卵子が精子と出会っても、そこから妊娠する確率は低いですよね。
2、 血流が悪いと、着床しづらい
冷え性=血流が滞っている証拠です。
血液の巡りが悪いと、子宮内膜がきちんと育たないため着床しづらくなってしまうのです。
(せっかく卵子と精子が出会っていても、着床しなければ妊娠はできないですよね)
このように『卵巣や子宮は冷えの影響を受けやすい』ということを肝に銘じておきましょう。
というのも、これら生殖器官は私たちが生きていく上ではそれほど重要ではないから。
(妊活中の方にとっては、何より重要ですが!)生命活動という観点からすると、心臓やその他の臓器のほうが優先されるため、体が冷えた場合も真っ先に冷えてしまうのは生殖器官、というわけなのです。
冷えを解消して、妊娠するには?!
1、 首と足首を温める
首や足首を冷やすと、体全体の冷えにつながります。
夏でも、これらの部位は徹底的に冷やさないようにしましょう。
2、 座りっぱなしはNG
デスクワークなど座りっぱなしの状態が続くと、全身の血流が滞ってしまいます。
こまめに立ったり、ストレッチをして、体を動かすようにしましょう。
3、 冷房対策を
夏の冷房には要注意!
油断するとあっという間に体は冷えてしまいます。
どんなに気温の高い日でも、室内は凍えるくらい寒かったりするので、カーディガンなど羽織れるものをお忘れなく!