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なぜ、お金を出してミネラルウォーターを買う人が増えているの？

蛇口をひねれば、水がでてくる便利な世の中。しかし、あえてお金をかけてミネラルウォーターを買う人が増えているのは、一体どうしてなのでしょうか？

ミネラルウォーターが人気の理由って？

カルキ臭さや安全面の不安から、水道水をそのまま生の状態で飲む、という人は減少傾向にあります。その一方で、浄水器やウォーターサーバーの利用者が増えていますね。（確かに、お湯も出るサーバーは非常に便利ですね）

さらに、水にこだわる人たちは、「ミネラル」というポイントに着目し、水を選ぶようになっています。補酵素（酵素の働きをサポートする）としても知られるミネラルは、私たちの体に欠かせない栄養素です。そんな大事な栄養素をたっぷり含んでいるミネラルウォーターだからこそ、お金をかける価値があるのかもしれません。

ミネラルウォーターに多く含まれる４つの成分とは？

・ ナトリウム・・・体液のバランスを調整する役割があります。筋肉や神経の働きを正常に保つ働きもあり、不足すると血液循環が悪くなり、倦怠感や疲労感を起こします。（スポーツをする人やたくさん汗をかく人は、少し意識してナトリウムを摂ると良いですね）しかし、通常不足することは少なく、過剰摂取は高血圧の原因になるので注意しましょう。

・ カルシウム・・・骨や歯など硬い組織の材料となっています。また、血液の凝固や心筋の収縮、体内のイオンバランスを正常に保つ作用も。ストレス軽減など、神経の興奮を落ち着かせる効果もあるので、「最近、怒りっぽい」「やる気が出ない」という人は積極的にカルシウムを摂ってみましょう。

・ マグネシウム・・・筋肉の収縮をおさえたり、カルシウムの働きを調整する役割があります。カルシウムと深い関わりをもち、2つのバランスを保つことで丈夫な骨や歯をつくることができます。マグネシウムが不足すると、けいれんや震えの症状が出たり、心筋梗塞をおこす危険性も。

・ カリウム・・・心臓や筋肉の機能を正常に保つ働きがあります。また、ナトリウムの排泄を促し、血圧を下げる効果も。日本人の場合、高血圧が多いので、カリウムをバランスよく摂ると良いでしょう。カリウム不足になると、高血圧、便秘、疲労感などの不調がでる可能性があります。

「私たち人間の体の約60%は、水でできている」ともいわれています。自分が口にする水が、そのまま自分の体の半分以上を占めている…そう考えると、飲料水の「安全性」「質」「栄養素」はとても重要だと思いませんか？