今更聞けない!肝臓のはたらきって??
あなたは『肝臓の働き』をサラッと説明することができますか?
今回は今更聞けない肝臓の基本的な役割について、分かりやすく解説します。
肝臓とは・・・?
肝臓の位置は、みぞおちの右側。肋骨に守られるようにしてあります。重さは約1、5kgもあり、体重の約50分の1を占めています。※人体最大の臓器です
肝臓は少々の不調では自覚症状が出ないため『沈黙の臓器』ともいわれています。その分、気づいた時には重症化しているケースが多いため、日頃から意識してケアしておく必要があるでしょう。
この3つの役割さえ覚えておけば大丈夫!?
肝臓は500以上の役割があるといわれていますが、なかでも重要な働きを3つご紹介します。この3つの役割さえマスターしておけば安心ですよ。
1、 代謝
私たちは食べ物から栄養素を取り入れますが、それをそのまま吸収することはできません。栄養として取り込みやすいカタチにする必要があり、その役割を担っているのが肝臓です。
各器官に吸収しやすいカタチにしてから、貯蔵したり、必要に応じて供給しています。
2、 解毒
老廃物やアルコールなどを分解し、無毒化します。つまり体に有害とされる成分(食品添加物、薬など)やアルコールを摂りすぎると、その分肝臓に負担がかかるということです。
3、 胆汁の生成・分泌
肝臓でつくられた老廃物を溶かして流す「胆汁」をつくります。※1日にだいたい700〜1000ccの胆汁を生成しています
ちなみに胆汁は、脂肪の消化吸収を助ける消化液でもあります。
避けたい!肝臓に負担がかかること
重要な役割をもつ肝臓ですが、負担をかけすぎると疲れてしまいます…。その結果、さまざまな不調が起きやすくなるでしょう。
下記のようなことは控えて、肝臓に優しい生活を送りましょう。
『食べ過ぎ』
食べ過ぎは、胃腸だけでなく肝臓にも大きく影響します。日頃から腹八分目を心がけましょう。
『お酒の飲み過ぎ』
大量のアルコール摂取は、肝臓の酷使につながります。解毒だけが肝臓の仕事ではないにも関わらず、解毒作用だけで手一杯になってしまうでしょう。
『過度なストレス』
一見あまり関係がないように思えますが、ストレスは肝臓の働きを妨げます。こまめなストレス発散をお忘れなく!