いくつになっても若々しくいたいなら、山芋が良い?!アンチエイジング
山芋にアンチエイジングのイメージはあまりないかもしれませんが、実は老化を防ぐ成分がたっぷり入っています!
まずは、その「老化」と深い関わりのあるホルモンからご紹介します。
老化とホルモンの深い関係?!
まず、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)というホルモンは知っているでしょうか?
DHEAの主な働きは、
・ 活力を高める
・ 筋力を保持する
・ 体の老化防止
・ 免疫力の向上
副腎で合成され、その後テストステロン(男性ホルモン)やエストロゲン(女性ホルモン)などの性ホルモンに変換されます。つまり、DHEAは、これらのホルモンの「元」となっている、ということですね!
しかし、DHEAは20代をピークに減少するため、同時にテストステロンやエストロゲンも減少。これが、「老化」を早める原因となるのです…。
このDHEAを増やすことができれば、老化を防ぐことができる!ともいえますね。そのため、DHEAは「アンチエイジングホルモン」とも呼ばれています。
山芋とどういう関係があるの?
実は、山芋に含まれる「ジオスゲニン」というホルモンが、このDHEAの構造と似ているので、同じような働きがあるとされているのです。
そのため、山芋を摂ることで、DHEAと同様に「アンチエイジング」効果を得られる可能性が高い、というワケです。
ほかにも、こんな嬉しい効果が!
山芋は、他にも豊富な栄養素がつまっています。
・ アミラーゼ、ジアスターゼ・・・消化・吸収を高めます。胃もたれや消化不良を改善、または予防します。
・ ムチン・・・たんぱく質を効率良く消化・吸収します。また、胃腸を覆い、粘膜を保護する働きがあります。(アルコールから胃を守るので、山芋はおつまみにも最適です)
・ ビタミンB群・・・糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変える働きをします。
・ カリウム・・・体内の塩分量を調整して、余分な塩分や水分を排出させる作用があります。
・ 食物繊維・・・腸内環境を整え、便秘解消にも効果的です。
山芋を食べる時のポイント?
「生のままがおすすめ」
山芋は豊富な酵素を含んでいますが、酵素は熱に弱いのが特徴です。千切りやすり下ろしなど、「生のまま」食べることをおすすめします。
「麦とろご飯にする」
精製された白米より、麦ご飯の方が栄養価が高いので(特に食物繊維が豊富!)、さらなるアンチエイジング効果が期待できます。